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輸入車ナンバーワンの低燃費! ルノー・ルーテシアに待望のE-TECHが登場、これが輸入車ハイブリッドの決定版か!?

ルーテシアにアルカナが初採用して話題のフルハイブリッドシステム、E-TECH搭載モデルが登場した。力強い走りと輸入車ナンバーワンの低燃費もウリだ!

【写真7枚】輸入車ハイブリッドナンバーワンの低燃費、ルーテシアE-TECHを写真で見る

アルカナよりも俊敏でスポーティ

輸入車で唯一のフルハイブリッドとなるルノーのE-TECHハイブリッドが、アルカナに続いてルーテシアにも搭載された。

市街地走行時にはバッテリーで充電された電気で積極的にモーターのみで走行し燃費向上に貢献。燃費は輸入車トップの25.2km/Lをマーク。

ディーゼルに代わるソリューションとしてB/Cセグメント用に開発された同ユニットは後にキャプチャーでも採用されるはずだが、ルーテシアは最軽量モデル。アルカナと比較するとじつに160kgも軽い。エンジンは排気の取り回し等の影響で最高出力が3ps減、最大トルクが4Nm減とわずかに下がっているが、モーターはまったく同一。走らせてみるとアルカナよりも格段に力強く感じる。システム総合出力は約140psで、110kg軽い131psの1.3Lターボエンジン車と比べても同等レベルだ。

システムはメインモーターであるEモーターとHSGのふたつのモーターと、1.6L自然吸気エンジン、これらを繋ぐ電子制御ドッグクラッチマルチモードATで構成される。

それでいて燃費はエンジン車が17km/Lなのに対して25.2km/Lと輸入車ナンバーワン(WLTCモード)。そういったスペックだけではなく、日本よりも速度域が高い欧州向けハイブリッドの心地よさがE-TECHにはある。具体的には、高速道路を走らせているときのダイレクト感や加速レスポンスの良さなどだ。日本のハイブリッドは市街地が得意で速度が上がるほどにフィーリングが悪くなったり、燃費効率が落ちてきたりするが、そこにメスを入れるべく開発されたのだ。アライアンスがあるので日産e-POWERを搭載するという手もあったが、欧州には向かないという結論だったそうだ。

コーナリングを楽しめるのもルーテシアらしいところで、アルカナよりも俊敏でスポーティ。軽量コンパクトなボディゆえ、走りと環境性能をより高い次元で両立しているのがルーテシアE-TECHハイブリッドなのだ。

 

【Specification】ルノー・ルーテシアE-TECHハイブリッド
■車両本体価格(税込)=¥3,290,000
■全長×全幅×全高=4075×1725×1470mm
■ホイールベース=2585mm
■トレッド(前/後)=1505/1495mm
■車両重量=1310kg
■エンジン型式/種類=H4M/直4DOHC16V
■内径/行径=78×83.6mm
■総排気量=1597cc
■最高出力=91ps(67kW)/5600rpm
■最大トルク=144Nm(14.7kg-m)/1600rpm
■モーター型式/種類=5DH/交流同期電動機
■モーター最高出力(メイン:サブ)=49ps(36kW)/1677-6000rpm:20ps(15kW)/2865-10000rpm
■モーター最大トルク(メイン:サブ)=205Nm(20.9kg-m)/200-1677rpm:50Nm(5.1kg-m)/200-2865rpm
■バッテリー種類=リチウムイオン電池
■燃料タンク容量=42L(プレミアム)
■燃費(JC08/WLTC)=25.2km/L
■トランスミッショッン形式=電子制御ドッグクラッチマルチモードAT
■サスペンション形式=前:ストラット/コイル、後:トーションビーム/コイル
■ブレーキ(前/後)=Vディスク/ディスク
■タイヤ(ホイール)=前:205/45R17(7J)、後:205/45R17(7J)
■問い合わせ先=ルノージャポン70120-676-365

ルノー・ルーテシア公式サイト

フォト=宮門秀行/H.Miyakado ルボラン2022年9月号より転載
石井 昌道

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