メイドインジャパンクオリティの高品質なダウンでお馴染みのNANGA(ナンガ)から、春らしいカラーのアイテムが登場。軽さと保温性、温度調整のしやすいダウンは1年を通して着られるのが特徴。季節の変わり目の肌寒い時などにも重宝するアイテムだ。
今年も春がやってきた。うららかな日和にどこかに出かけたくなり、ドライブにも最適な時季だ。そんな時、意外に頭を悩ますのが何を着るか。ウールのコートやダウンジャケットはいまさらだし、吹く風はまだ肌寒い。例年ベストやマフラーで保温調節してきたが、今年はいいものを見つけた。ナンガの春ダウンだ。
ナンガは、近江真綿で知られる滋賀県旧近江町で1941年に創業した布団縫製メーカーを前身にする。1970年代には寝袋の生産を始め、やがて80年代のアウトドアブームで生産は拡大し、ダウンへと軸足を移す。1995年にナンガに社名変更。以降、寝袋をベースにアパレルへと展開した。いまやエベレスト登頂のプロ登山家も愛用する国内屈指のダウンアイテムブランドだ。
強みは米原にある自社工場だ。生地の裁断、ダウンの吹き込み、縫製、検査、出荷までを一元管理することで、高品質とともにオリジナリティの高い企画開発と生産がよりスピーディにできる。さらに修理やクリーニングなどに応え、持ち込まれた製品は新品同様にケアされる一方、実際に使用されたものならではの知見が改良や次の開発へと活かされている。
ダウンといえば秋冬のイメージが強いが、ナンガは3シーズン楽しめるアイテムとして提案する。それも素材に特化した技術とノウハウがあってのこと。掲載のダウンカーディガンでは羽毛量を20gに抑える。これは機械封入では限界値であり、自社工場ならではの技術だ。
羽織ってみると薄さの中にもダウン特有の着心地が味わえる。化繊の機能性素材に対し、空気を纏うような軽やかさであり、まるで新建材と木材の違いのようだ。
タウンユースを配慮したデザインでは、袖は内側にリブを施し、フィット感と風雨の進入を防ぎ、襟も首回りのみをリブ仕様にすることで機能性はそのままに、Vゾーンはスポーティな印象を抑え、インナーにも合わせやすい。パターンは後ろ身頃をやや長めにし、腰までを覆う。こうしたディテールへのさまざまなこだわりもアウトドアで培った本格機能に通じる。
これなら運転中でも腕の動きを妨げず、駐車し屋内に入る程度ならわざわざアウターを着込む手間はない。気負うことなく、それぞれのシーンに応じて自在に着られる“ちょうど良さ”がいい。そして何よりも気に入ったのが春を感じさせるライトカラーだ。軽快な着心地にふさわしく、ドライブ気分をかきたててくれるのだ。
問い合わせ:NANGA TEL0749-55-1016 https://nanga.jp