
東京タワーのもとマカンを披露、オーナー100名が集結
ポルシェジャパンは、ポルシェ初のフル電動SUVである新型「マカン」を、日本伝統の書道によるアートで表現し、2025年3月27日、作品を公開した。作品名は『雅 – electric – 』。
当日は全国から約100名の新型マカンオーナーが集まり、納車後間もない車両を会場で披露。また、ポルシェ本社からマカン製品ライン統括責任者のイェルク・ケルナー(Jörg Kerner)氏が来日、新型マカンのプレゼンテーションを行った。会場となった大本山・増上寺は、東京タワーと共に新型マカンのコミュニケーションカラーであるプロヴァンスに装飾。桜の季節に日本らしい演出で会を彩ったという。
作品は先代マカンのオーナーでもある書家/アーティスト・岡西佑奈氏が制作、イベント内のライブパフォーマンスで仕上げられた。プロヴァンスカラーをアレンジし、新型マカンがフル電動SUVであることを表したelectricの文字を重ねたキャンバスに、金色で「雅(みやび)」の漢字一字を描き上げている。
ポルシェジャパンと岡西氏とのストーリーは、2023年から始まったという。「マカンの曲線と直線のバランスに魅了された」と、自身が所有するきっかけを話す岡西氏によれば、ポルシェの曲線と書の曲線は、表現する舞台は違っても美しさの原点は同じだとのこと。翌年には、ブランド体験施設であるポルシェ・エクスペリエンスセンター東京へ自ら訪れ、最新モデルのフルラインアップを体験し、ポルシェの理解を深めたという。
また、ポルシェジャパンがオフィシャルパートナーを務める東京マラソンにも岡西氏は以前から書道協力しており、2025年は「先導」や「審判長」といった、随行ポルシェ車両のフロントに表記される文字に岡西氏の筆文字が採用され、オフィシャルカーとして活躍している。
岡西氏は以下のようにコメント。
「最新のポルシェのドライビング体験をした上で、そのインスピレーションを書に採用したアートで表現するという提案をいただいてから、ついに本日それが実現し、何物にも変えられない高揚感に包まれております。
今回の作品は、新型マカンの最大の魅力の一つ”electric”の文字を入れ、『雅』という日本最古の伝統的な美的理念の表現の一つである言葉を選びました。性別問わず、乗る人を雅やかに彩ってくれるのが私のマカンのインスピレーションです。
マカンの持つ気高さや洗練された様子を表現するために金色で『雅』の文字を描きました。私自身がマカンオーナーでもあり、未だにマカンのシルエットの『曲線と直線のバランス』に魅了され続けています。作品の『雅』という文字にもまさにその『心象』を感じていただけると嬉しいです」
この『雅 – electric – 』は、2025年4月11日(金)~13日(日)に開催される、オートモビルカウンシル2025の幕張メッセ内、ポルシェジャパンブース(9ホール)で展示予定だ。

書家/アーティスト 岡西佑奈氏……6歳から書を始め、栃木春光に師事。高校在学中に師範の免許を取得。水墨画は関澤玉誠に師事。書家として文字に命を吹き込み、独自のリズム感や心象を表現し、国内外で多数受賞。自然界の「曲線美」を書技によって追求し、「自も他もなく、全ては一つであり調和している」という、自然と人間、万物の調和が世界平和の一助を担うという信条を持ち、創作活動を行う。2019年より『アートプロジェクト真言』を主催。日本橋三井タワーや奈良・東大寺で展覧会とパフォーマンスを行い作品を奉納、地球環境問題への啓蒙活動を精力的に行う。作品集「線の美」(⻘幻舎・2019) 。
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