
スバルのグローバルBEV第3弾!
スバルは、米国・ニューヨークにて、同社グローバルバッテリーEVラインアップの第3弾となる新型「Uncharted(アンチャーテッド)」を2025年7月17日、世界初公開した。
【画像15枚】細部の画像とともにさらに「アンチャーテッド」のディテールを解説!
トヨタと共同開発
このアンチャーテッドはスバルとトヨタの共同開発によるもので、2026年初頭に米国市場へ導入予定。両社が「もっといいクルマづくり」を目指し、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、切磋琢磨しながら開発したモデルであると説明されている。
そしてその内容は、「コンパクトなサイズながら、バッテリーEVならではの走行性能と、使い勝手や取り回しの良さといった実用性を兼ね備えた、多様なお客様のライフスタイルに応えるSUV」であるとのこと。車名の「アンチャーテッド」は「地図に載っていない、未知の」の意味で、「行ったことのない場所へも気軽に出かけ自分の世界を広げてほしい」という想いを込めたのだという。
具体的な内容を見ていくと、ボディサイズはソルテラより全長が約170mm短く、取り回しのよいものとしながらも、同時に充分な荷室容量の確保も目指している。エクステリアデザインは、シームレスなフロントフェイス、凝縮された塊感のあるボディによって、先進性やスポーティさ、アクティブでタフなイメージなどを表現。インテリアは、インパネまわりの造形をすっきりとした横基調とし、開放的と居心地のよさを演出。専用のオレンジ色の加飾も特徴だ。
パワフルなパフォーマンスとダイナミックなハンドリング
モーターは高出力のものを採用、システム最大出力はFWDモデルでは221ps、AWDモデルは338ps(開発時における試算値)。バッテリーEVならではのレスポンスよくトルクを発生させるモーター特性を活かした、リニアで伸びのある加速を提供するとしている。このハイパワーぶりに、スバルならではの走りの良さが期待できると言ってよいだろう。事実、時速0-60マイル(約96km/h)加速は5秒未満とも発表されている。
また、スバル独自の技術を活かしたサスペンション、電動パワーステアリングのセッティングや、新たなAWD制御の採用により、ドライバーがより意のままに操ることができる走りを実現したとのことである。
電池・充電性能では、74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、FWDモデルでは約300マイル(約480km)以上、AWDモデルでは約280マイル(約450km)以上の航続距離を確保。また、バッテリープレコンディショニング(急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整する機能)を採用し、バッテリー温度を充電に最適な状態とすることで、充電量10%から80%までの急速充電時間を約30分とした。
充電ポートには北米充電規格(North American Charging Standard)が採用されており、これは同社のソルテラ改良モデルと、新型トレイルシーカーに続くものである。
価格や詳細は、2026年初頭予定の発売が近づいたときに、またあらためて発表されるとのこと。続報が楽しみである。