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ヒョンデ、衝撃のコンセプトEV「INSTEROID」を日本初披露。「ジャパンモビリティショー2025」注目の“実験車”

ジャパンモビリティショー2025に先駆け、ヒョンデが「INSTEROID」を日本初披露

ヒョンデ(Hyundai Mobility Japan)は2025年10月22日、デザインコンセプトカー「INSTEROID(インスタロイド)」の日本初公開イベント「INSTEROID Night by Hyundai」を東京・Terada E Hallにて開催した。10月29日から開幕する「ジャパンモビリティショー2025」に先立ち、メディア関係者やクリエイターなど約150名を招待し、ヒョンデが推し進める“体験型EVデザイン哲学”を披露する日本独自のカルチャーイベントとして企画された。

【画像10枚】「INSTER」が“筋肉質な実験車”に変貌。ヒョンデ「INSTEROID」日本デビューの様子を見る

ベースは「INSTER」。もしも?から生まれた「自動車界のグリッチ」

イベント冒頭では、Hyundai Mobility Japanの七五三木 敏幸(しめぎ としゆき)代表取締役社長が登壇。「クルマを単なる移動手段ではなく、見て、触れて、感じて、心を動かす存在にしたい」と述べ、日本市場では技術力だけでなく「感性の価値」が重要であると強調した。続いて、Hyundai Motor GroupのHyundai Design Center長であるサイモン・ロスビー氏が登壇。INSTEROIDは、2025年4月に日本で販売を開始したサブコンパクトEV「INSTER(インスター)」をベースにしていると説明した。INSTERは2024年6月の世界デビュー以来、欧州や韓国で好調なセールスを記録しているモデルであり、日本でも2025年5月に発売されて話題を呼んでいる。

INSTEROIDは、そのINSTERをベースに「もしも(What if)?」という問いから生まれた“創造と遊びの実験車”であると定義された。その名は「INSTER」と「STEROID(ステロイド)」を組み合わせたもので、ファンキーで若々しく筋肉質な性格を反映している。開発はHyundai Motorの欧州デザインチームが担当し、自動車業界の「Glitch(グリッチ)」、すなわち自動車というマトリックスにおけるスリリングな「バグ」のような存在として開発された。ビデオゲームの美学と現実のエンジニアリングを融合させ、デジタルとリアルの境界を超える実験的なモデルだ。

過激なフォルムとサウンドが融合。DJパフォーマンスで会場は最高潮に

会場でアンベールされたINSTEROIDは、ベース車の面影を残しつつも、ダイナミックなフレアフェンダーと大径の21インチホイール、ホイールアーチのエアフラップ(エアベント)、そして大型のリアウィングやディフューザーによって、極めてアグレッシブなフォルムへと変貌していた。外観には特徴的なピクセルLEDもアクセントとして加えられている。インテリアも同様に、ゲームから着想を得た“コックピット”のような演出が施され、インテリアの随所には「Boost(ブースト)」というキャラクターがデザインされている。さらに「インスタロイド・サウンドスケープ」と呼ばれる独自のサウンドシステムも搭載し、遊び心と機能性を両立させた。ロスビー氏は、このクルマが「乗るたびに“次のステージへ進むような冒険心に満ちた感覚”」を味わってほしいという思いから生まれたと語った。

イベントは音楽・映像・光が融合する没入空間で演出され、世界的ヒューマンビートボクサーのDJ SO-SO氏や、DJ Ryota氏によるスペシャルライブも行われた。DJ SO-SO氏は、INSTEROIDのサウンドスケープをテーマにしたオリジナルリミックスを披露し、モビリティとカルチャーが融合するイベントを盛り上げた。

七五三木社長は、この実験的な挑戦をジャパンモビリティショーの前に日本で発表できたことの意義を強調し、日本市場への強いコミットメントを示した。INSTEROIDは、10月29日より東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー2025」で展示される予定である。

【画像10枚】「INSTER」が“筋肉質な実験車”に変貌。ヒョンデ「INSTEROID」日本デビューの様子を見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

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