映画でもお馴染みのあの1台と、謎多きこの1台
トミーテックが手掛ける1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEOの、2027年3月発売予定の新製品情報が届いたので、その中から気になるアイテムをピックアップしてご紹介しておこう。ランボルギーニ・カウンタックに新たなバリエーションが加わるというのである。
【画像30枚】全体の雰囲気から作り込まれた内外ディテールの違いまでじっくり確認!
スーパーカーブーム当時を強く想起させる2仕様
「スーパーカー」の代表格とも言うべきカウンタックは、1971年にプロトタイプが発表され、1974年に市販された。平たいクサビに車輪を取り付けただけのような、一種異様なボディスタイルは、鬼才マルチェロ・ガンディーニのデザイン。3.9L V型12気筒エンジンを縦置きミッドシップに搭載、最高速度は300km/hに達した。
この数字とともに、人々に大きなインパクトを与えたのは、前側を支点として回転するように開く“シザードア”である。カウンタックはエンジンの変更など様々な改良を加えながら1990年まで生産されている。
なんとボディはそれぞれ新規金型!
トミカリミテッド ヴィンテージNEOでは、ランボルギーニ・カウンタックをまず2022年にLP400で製品化しており、その後、25thアニバーサリーも再現、いずれもカラーバリエーションを展開してきた。今回は新色の追加ではなく、新規部品を多数用意しての新仕様の登場ということになる。
そのひとつめは、赤いボディに黒いオーバーフェンダーとワイドタイヤ、そして大型のリアウィングが特徴のLP500S。カナダの石油王ウォルター・ウルフの特注により3台が製作された、いわゆるウルフ・カウンタックの第1号車である。他の2台とともに、その後のカウンタックが改良を重ねていく基礎になったとも言われるこの個体は、1975年に製造されたもので、日本では映画『蘇える金狼』や当時のスーパーカーショーへの出演などにより、特に馴染み深いカウンタックとも言えるだろう。
ふたつめのLP500Rも、当時のスーパーカーショーなどへの出展で、我が国のファンによく知られた1台だ。フレアさせたリアホイールアーチに、LP500Sよりは小ぶりなリアウィングを持つこの個体は、黒いボディに白いラインが走るというカラーリングを纏っていたが、その佇まい同様に、車両の生い立ち自体にも謎めいた部分の多い1台である。
先に述べた通り、トミーテックではこの2モデルを新規金型を多く製作して再現しているわけだが、追加のプラパーツであるリアウィングやホイールはともかく、ボディをそれぞれ専用に用意したというのだからすごい。これはもちろんフェンダーやチンスポイラーの形状を再現するためだが、何とも畏れ入ってしまう力の入りようである。むろんこれまでのカウンタック同様、シザードアやエンジンフードの開閉も楽しめる。
いずれもドアミラーがユーザー取り付け部品として付属し価格は各9,680円、2027年3月発売の予定。なお、写真は試作品のため実際の製品とは異なる部分もありうる点、ご注意を。































