ホンダZR-Vが2028年に「顔面整形」!? 激戦区を生き抜くための大胆チェンジ
ホンダのミドルサイズSUV「ZR-V」に、2028年にも大幅なアップデートが施される可能性が浮上している。2026年3月の改良でパワートレインをハイブリッド(e:HEV)に一本化し、商品力を強化したばかりだが、次なる一手は「フロントデザインの完全刷新」になる見込みだ。スクープ班が入手した情報と予想CGをもとに、その進化の姿と、ホンダがデザイン変更を急ぐ背景を紐解いていく。
【画像4枚】ホンダZR-Vが2028年に大胆フェイスリフト!?
なぜ顔を変える? WR-Vの下剋上とCR-V復活による「挟み撃ち」
ZR-Vに大幅なフェイスリフトが噂される背景には、ホンダ社内での熾烈なSUVサバイバルがある。2024年に登場したコンパクトSUV「WR-V」は、力強いデザインと圧倒的なコストパフォーマンスを武器に大ヒット。2025年の国内販売台数では、WR-V(2万7024台)がZR-V(2万380台)を上回る「下剋上」を果たしている。さらに2026年には上級モデルの「CR-V」が日本市場に復活。ZR-Vは、下からの突き上げと上からのプレッシャーに挟まれる格好となった。
こうしたラインアップの中でZR-Vが生き残るには、「流麗でスポーティ」という独自のキャラクターをさらに際立たせる必要がある。2028年に予想される大幅改良は、単なるお色直しではなく、ZR-Vの存在意義を再定義するための重要な転換点となるはずだ。
ワイドグリルでスポーティ路線へ全振り! 予想される新デザイン
2028年の改良モデルで最大の注目ポイントとなりそうなのが、左右のヘッドライトとの一体感を強調したワイドなフロントグリルだ。従来の縦基調から横方向への広がりを持たせた造形へとチェンジし、内部にはハニカムパターンが採用されると予想されている。これが実現すれば、クーペSUV的な美しいプロポーションはそのままに、よりアグレッシブで低重心なスポーツSUVとしての印象を強めることになるだろう。
新設されるフロントバンパー左右の縦型エアインテークや、大型化されたロアグリルも相まって、これまでの「上質さ」にさらなる「力強さ」がプラスされる見込みだ。
メカニズムはどうなる? e:HEVの熟成と装備アップデート
プラットフォーム自体は現行型をキャリーオーバーする公算が大きいため、パワートレインは現行の2.0L e:HEVをベースに、モーター制御の最適化や燃費性能のブラッシュアップが図られるだろう。
また、日進月歩で進化する先進運転支援システム「Honda SENSING」の機能拡充や、Google搭載インフォテインメントシステムのアップデートなど、デジタル面の進化も期待される。
熟成の2026年モデルか、大変身の2028年モデルか
ZR-Vの購入を検討しているユーザーにとって最大の悩みは「2028年の大幅改良を待つべきか」だろう。結論から言えば、現在のデザインが好みであれば「今買う」のが正解だ。2026年モデルは、デビューからの改良を経てe:HEV専用車となり、装備面でも完成の域に達している熟成モデルである。さらに昨今の物価高騰を踏まえると、エクステリアの刷新や安全装備の強化が実現した場合、車両価格が現在(3,707,000円〜4,727,800円)よりも引き上げられる可能性は極めて高い。
一方で、噂されるアグレッシブな新デザインや、さらなるデジタル装備の進化に期待するのであれば、2028年の動向を待つ価値は十分にあるだろう。激戦区で独自の進化を模索するZR-Vから、今後も目が離せない。
【ル・ボラン編集部より】
無骨な実用性を武器とするWR-Vと、王道の風格を纏うCR-V。社内ライバルの狭間でZR-Vが選ぶべき道は、やはり「走りの純度」の追求に他ならない。そもそも本車の真髄は、セダンライクな低いヒップポイントと、路面を緻密に捉える意のままのハンドリングにある。SUVの包まれ感とスポーツカーの俊敏さという相反する要素を、高い次元で両立させた点こそが白眉なのだ。 噂されるワイド&ローな新意匠は、その内に秘めたグランドツーリングカーとしての本質を、より雄弁に物語るための必然の進化と言えるだろう。
【画像4枚】ホンダZR-Vが2028年に大胆フェイスリフト!?



