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【写真61枚】ランクルに「第4の選択肢」。新型トヨタ「ランドクルーザーFJ」徹底解剖。シリーズ最小・IMVプラットフォーム採用の“狙い”は

トヨタ・ランドクルーザー“FJ”
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ランクルの楽しさをさらに多くのユーザーへ向けて

トヨタは2025年10月21日、新型車「ランドクルーザーFJ」を世界初公開した。10月30日(木)~11月9日(日)に開催される「ジャパンモビリティショー2025」において実車が出展される予定だ。日本での発売は2026年なかば頃の予定となっている。

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受け継がれてきた伝統とモダンの融合

ランドクルーザー(以下ランクル)は、トヨタBJ型として1951年に誕生以来、日本を代表する四輪駆動車としてその評価を確立してきた。現在、そのシリーズは、フラッグシップ的ステーションワゴン(“300”シリーズ)、高い耐久性を誇るヘビーデューティモデル(“70”シリーズ)、質実剛健を追求したという中核モデル(“250”シリーズ)の3つで展開されており、FJがそこへ加わるかたちとなる。

新型ランクルFJについてその特徴を見ていくと、まずエクステリアデザインでは、歴代ランクルが重視してきたという、居住性と積載性を考慮したスクエアなキャビンが踏襲されている。サイコロをモチーフとしたとされる直方体ボディと、カドをそぎ落とした面取り構成を特徴としており、無駄のない強い塊感と楽しさを表現したとのこと。

トヨタ・ランドクルーザー“FJ”

フロント、リアともに、力強いバンパーと張り出したフェンダーをシンプルな形状のボディと組み合わせ、安定感を表現。またコーナーバンパーを取り外し可能な分割タイプとすることで、壊れた部分のみ交換可能とし、修理性を向上させるとともに、カスタマイズへの対応にも配慮しているという。

移動の楽しさを体験できるインテリアと安全性

インテリアのデザインにおいては、「移動の楽しさを体験できる室内」を目指し、車両姿勢が認知しやすいとされる水平基調のインストルメントパネルや、視点移動の減少を目指し機能をそれぞれ集約したモニター、スイッチ類、自然な操作ができるよう配慮されたシフトノブなどが盛り込まれている。

また、安全なオフ/オンロード走行に貢献するため、低く設計されたカウルとインストルメントパネル上面によって、良好な前方視界の実現が図られている。同様に悪路でも路面を見下ろしやすいよう、ベルトラインも低く設計。さらに、プリクラッシュセーフティなどの先進機能を付与した予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を採用し、より安心な運転をサポートするとのことである。

トヨタ・ランドクルーザー“FJ”

ランクルらしい悪路走破性とコンパクトゆえの気軽さを両立

何よりも、ホイールベースの縮小(“250”シリーズ比でマイナス270mm)により、最小回転半径5.5mの取り回しの良さの実現と、オフロードでの機動性が確保され、ランクルに新たな魅力を付与できたとしている。

またランクルFJには、IMVシリーズ(ハイラックス、フォーチュナー、イノーバ)で鍛えたとされるプラットフォームが活用されており、地上高やアプローチアングルの向上が図られている。 “70”シリーズ同等のホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)により、ランクルにふさわしい優れた悪路走破性を実現したとのこと。

さらには、床下へのブレース追加やボディの高剛性化により、優れた操縦安定性を確保したという。開発にあたっては、オフロード試験にて弱点を徹底的に洗い出し、トヨタ自ら「ランクルネス」と呼ぶ信頼性・耐久性・悪路走破性をつくり込んでいったとのことだ。

カスタマイズによる多様性の追求も

カスタマイズは四駆において欠かせない要素のひとつと言えるが、ランクルFJでもカスタマイズの楽しさが拡がるオプションを導入予定とのこと。各種アイテムはモデルライフの中で順次導入される予定であり、地域ごとに内容などは異なるという。

トヨタ・ランドクルーザー“FJ”

そうした予定の中でも代表的なアイテムは、歴代ランクルを彷彿とさせる丸目ヘッドランプ、アウトドア用品などを取り付けられるモールパネルなどがある。そのほか、ランクルらしい「どこへでも行く」オフロードスタイルを支える堅牢な外装・機能アイテムが用意される予定だ。

電動パーソナルモビリティ「LAND HOPPER」も開発中

さらに、ランクルでたどり着いた山や森の中で、さらにその先のトレイル(主に未舗装路の小道)などのオフロードの楽しさを体感できるアイテムとして、電動パーソナルモビリティ「LAND HOPPER」が開発中であるという。日常の普段使いにととまらず、クルマのラゲージに積載して旅先でのツーリングなど、移動の楽しみを拡大するものと言えよう。ただし、発売は未定とのこと。

【ランドクルーザーFJ主要諸元(プロトタイプ)】

全長:4,575mm
全幅:1,855mm
全高:1,960mm
ホイールベース:2,580mm
乗車定員:2列シート5人乗り
エンジン:2TR-FE 2.7Lガソリンエンジン
駆動方式:4輪駆動(パートタイム4WDシステム)
トランスミッション:6 Super ECT
最高出力:120kW(163PS)
最大トルク:246N・m

なおトヨタでは、2025年10月30日から11月9日にかけて開催されるJapan Mobility Show 2025に出展し、「ランドクルーザーFJ」を公開するとのこと。
※10月29-30日:プレスデー/10月31日:特別招待日等/11月1-9日:一般公開

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LE VOLANT web編集部

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