1/25スケールの世界遺産と29台のスーパーカーが1日限りの夢の共演
栃木県日光市にあるテーマパーク「東武ワールドスクウェア」を会場として、2026年10月25日(日)に1日限りのスーパーカーイベント「WORLD SUPERCAR FESTIVAL 2026」が開催された。東武ワールドスクウェアといえば世界の有名建造物や世界遺産(ワールド・ヘリテージ)を1/25スケールで精巧に再現していることで知られるが、この日ばかりは各国の名建築と名だたるスーパーカーの夢の共演を楽しむことができた。
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今風の展示イベントで懐かしむ、70年代スーパーカーブームのフィーバーぶり
東武ワールドスクウェアのウェルカムスクウェアや、パーク内の現代日本ゾーン、アメリカゾーン、エジプトゾーン、ヨーロッパゾーン、アジアゾーンが展示エリアとなるなど、いかにも今風のスーパーカー展示イベントとなっていた。29台のスーパーカーが並ぶ会場内を回りながら感動するとともに、往時のスーパーカーブームのフィーバーぶりを懐かしんでしまった。

筆者は1971年生まれなので、スーパーカーブームの全盛時は小学1年生だった。改めて説明すると、1970年代中頃に子どもたちの間で巻き起こった空前絶後のスーパーカーブームは、1974年12月10日発売の『週刊少年ジャンプ』1975年1月6日号で連載がスタートした漫画『サーキットの狼』が起点となっている。そして、実車の世界において好敵手であったフェラーリBB(ベルリネッタ・ボクサー)とランボルギーニ・カウンタックLP400の最高速戦争によって頂点を迎えたのである。

筆者の私物
SNS等が存在しなかった時代に全国的なムーブメントとなったスーパーカーブームの全盛時には、さまざまな場所でスーパーカーショーが催され、後楽園球場、晴海国際貿易センター、名古屋市国際展示場、大阪万博の跡地である万博記念公園などで大規模なイベントが開催された。
残念なことに筆者は小学1年生で行動範囲が限られており、大規模なイベントに行くことはできなかった。しかし、日本中でバズったムーブメントの熱狂はスゴイもので、筆者が生まれた東京都町田市にもカウンタックLP400がやってきたのだ。
かつて町田市を代表するデパートのひとつだった吉川百貨店の駐車場にて子どもたちに披露された青いカウンタックLP400こそ、筆者が初めて見たスーパーカーである。そのカッコよさ、排気音の大きさにただただ驚いたことを、55歳になった今でも鮮明に覚えている。

筆者が幼少期に観に行ったスーパーカーイベント
その昔、高桑家は週末になると父親が運転する日産ブルーバードU(610型)で吉川百貨店に出かけ、店内のレストランでクリームソーダを注文するのがいつしか恒例行事となっていた。今年の9月で80歳になった父親は、若き日に家族サービスを的確にこなしつつ、LP400がいつ吉川百貨店にやってくるかという情報を見事にゲットしてくれていたのだ。
「とにかく夢中になってほしい」かつてのスーパーカー少年から次世代の子どもたちへ贈るエール
今回の「WORLD SUPERCAR FESTIVAL 2026」においても数多くの子どもたちが来場し、パパやママと一緒にスーパーカーの美しいプロポーションや迫力ある排気音に魅了されていた。きっと大人になっても、この日に東武ワールドスクウェアを訪問したことを忘れないだろう。

ステージイベントでは、エンジンパフォーマンス(排気音披露)、スーパーカー教室、子どもでも正解できるスーパーカークイズ、愛車を展示したスーパーカーオーナーによるトークショーなどを展開。トークショーに登壇したフェラーリオーナーからは子どもたちに向け、「趣味、スポーツ、勉強など、目の前にあることを頑張れば、その先に何かがあるので、とにかく夢中になってほしい」とエールが送られた。

かつて少年時代にスーパーカーブームを経験し、大人になって実際にフェラーリを所有することになったオーナーの言葉は、子どもたちにも響いたはずだ。会場では世界各国の運転免許証をモチーフとした3種のイベント限定記念カードが配布され、未来ある子どもたちもオーナー気分を味わえたようだ。
イベントのフィナーレには、展示されていたスーパーカーが順次退場する「パレードラン」も実施され、走行シーンも楽しめた。今後も継続開催を願いたくなるようなスーパーカーイベントが、またひとつ増えたことを嬉しく思う。
























































