ファースト・エディションは400台限定
アルファ・ロメオ初のプレミアムSUV、「ステルヴィオ」の販売がいよいよスタートする。インポーターのFCAジャパンは導入限定車として400台の「ファースト・エディション」を用意。発売開始は7月21日からで、価格は689万円（税込み）だ。
モータリストの聖地、イタリア北部のステルヴィオ峠をネーミングの由来とするこのモデルは、アルファ・ロメオが手掛ける初のSUVにして「ジュリア」に続く新世代アルファ・ロメオのフラッグシップだ。ベースはジュリアで、パワートレインをはじめカーボンプロペラシャフトやアルミニウムを多用した「アルファ・リンク」サスペンション等、軽量かつ高剛性なアーキテクチャーを受け継ぎスポーティな走りを実現。トップモデルの「クアドリフォリオは、2017年9月にニュルブルクリンク北コースで7分51秒7のラップタイムを記録、量産SUV最速の座に輝いている。
初導入となる限定車、ファースト・エディションのエンジンはアルミブロックを持つ2リッター直列4気筒ターボで最高出力280ps、最大トルク400Nmを発揮。ZF製の8速ATを組み合わせて0→100km/h加速は5.7秒をマークする（欧州参考値）。ドライブトレインには、アルファ・ロメオ独自の4WDシステムの「Q4」を採用。走行状況に応じて前車軸に最大60％、後車軸に100％を上限に迅速なトルク伝達を行なう可変トルク配分機構により正確なライントレース性を発揮する。
エクステリアは、いかにも最新のアルファ・ロメオらしい上質かつ個性的なイタリアンデザインを具現化。エンジンフードやフロントフェンダー、ドアアウターパネル、リアハッチには軽量なアルミ素材が採用され、理想的な前後重量配分や優れたパワーウエイトレシオの実現にも寄与する。一方、インテリアはレザーシートをはじめ8ウェイパワーシート、レザーステアリング、ヒーテッドステアリングなどが快適な移動空間を提供。車載インフォテインメントシステムの「Connectシステム」は、センターディスプレイにさまざまなコンテンツを表示できるほかスマートフォンとの連携が可能でハーマン・カードンのプレミアムオーディオシステムも標準で組み合わせられる。
プレミアムSUVとしての機能もハイレベルだ。ラゲッジルームは525Lの容量が確保され、電動開閉するパワーテールゲートを標準装備。収納も豊富で、高い利便性を実現している。また、歩行者検知機能付きの前面衝突警報（FCW）をはじめ自動緊急ブレーキ（AEB）、車線からの逸脱を予防するレーンデパーチャーウォーニング（LDW）、アダプティブクルーズコントロール（ACC）、ブラインドスポットモニター（BSM）などが標準で装備。最新モデルらしく安全装備も充実したものとなっている。
導入を記念したファースト・エディションは、内外装の特別装備により上質感も高められている。エクステリアにはレッド仕上げブレーキキャリパーや専用デザインの大径20インチ５ツインスポークアルミホイールを、インテリアにはプレミアムレザーシートやウッドパネルが装備される。ボディカラーはソリッド2色、メタリック2色の計4色で、それに2トーンを含む4色のインテリアカラーという組み合わせだ。
ファースト・エディションの車両概要は以下の通り。
ボディカラー：アルファホワイト（100台）、アルファレッド（100台）、ストロンボリグレー（100台）、ブルカノブラック（100台）
主要標準装備：専用20インチ5ツインスポークアルミホイール、レッド仕上げブレーキキャリパー、プレミアムレザーシート、ウッドパネル（ウォールナットまたはグレイオーク）
ボディサイズ：全長4690×全幅1905×全高1680mm、ホイールベース2,820mm
パワートレイン：直列4気筒 マルチエア 16バルブ＋インタークーラー付きツインスクロールターボ
排気量：1995㏄／最高出力：280㎰（206kW）／5250rpm（ECE）／最大トルク：400Nm（40.8kgm）／2250rpm（ECE）燃費：11.8km/L
トランスミッション： 電子制御式8速オートマチック／駆動方式：4WD／ハンドル位置：右
