ラップタイムはあのスーパーカーにも肩を並べる
昨年10月の東京モーターショーでワールドプレミアされたBMW M4 GTS。これはBMW M4クーペのポテンシャルを極限まで高めたほとんどレース仕様のモデルといえるが、このたびそのニュルブルクリンク北コースのタイムアタック映像が公開されたので紹介しよう。
なお、このM4 GTSは1986年に生産を開始したBMW M3の生誕30周年を記念する700台限定の特別仕様車。これまでにも同様のスペシャルモデルとしてBMW M3 GT(1995年)、BMW M3 CSL(2003年)、BMW M3 GTS(2010年)、BMW M3 CRT(2011年)がリリースされてきたが、今回のM4 GTSはエンジンにまで大きく手が加えられているのが特徴。特にエンジンの燃焼室の温度が上がった際、水を噴射して吸気温度を下げ、パワーロスを抑える画期的なウォーターインジェクション技術により、最高出力は368 kW/500psにまでアップしているのだ。
注目のラップタイムは7分27秒88。これと同等のタイムは2011年にマクラーレンMP4-12Cが7分28秒「台」を記録している。マクラーレンの記録はドイツの自動車雑誌「Sport Auto」のテストデータであり同社の公式記録ではないが、少なくともM4 GTSは2000万円オーバー級のスーパーカーと同等の性能を有しているともいえそうだ。
BMW M4の詳細はこちら