205、405以来の快挙! 「ラリーのプジョー」が帰ってきた
現地1月16日、アルゼンチンのロサリオにて最終ステージを終えたダカール・ラリーで、プジョーが2008 DKRで26年ぶりとなる総合優勝を飾った。プジョーのダカール・ラリー総合優勝は、パリ–ダカール時代の1987年から1990年に205ターボ16と405ターボ16で達成した4連勝以来となる5度目で、ダカール・ラリーが南米に舞台を移して以来、2度目の参戦での快挙だ。
4台の2008 DKRを投入したプジョーは全13ステージ中9ステージを制し、そのうち7つのステージで1-2フィニッシュを、2つのステージでトップ3を独占する、圧倒的な強さを発揮した。優勝はステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ組で、ほかの3台も、カルロス・サインツ/ルーカス・クルス組は第10ステージでリタイヤとなってしまったが、シリル・デプレ/デビッド・キャステラ組は総合7位、セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組は総合9位と健闘した。
自身12度目、4輪では6度目の栄冠を勝ち取った優勝ドライバーのミスター・ダカールことステファン・ペテランセルは「とても満足のいく結果。すべてが完璧にかみ合い、クルマの出来は驚くほどよく、WRC並みの競争力がありました。フランス人としてプジョーでのラリー参戦を夢見ていた自分としては、ダカールでの勝利はこれ以上嬉しいことはありません」とコメントしている。