後輪をモーターで駆動するプラグインハイブリッド4WDも?
昨年、エンジンを横置きするFF系プラットフォームで生まれ変わったBMWのX1。現在は2列5人乗り仕様だけだが、まもなく3列7人乗りの派生モデルが追加されるようだ。現状コンパクトSUVセグメントに7人乗りは初物であり、競合の一歩先を行く積極路線といえるだろう。
「グランドX1」と呼ばれるこの7シーターモデルは、新型プラットフォームのスケーラブルな特性を利用して全長を200ミリほど延長、3列シートとしたものだ。ルーフラインは低く、ミニバン的に見えぬようスマートさが訴求されている点にも注目できる。
パワートレインの主力は各方面で高い評価を受けている1.5リッター直列3気筒および2リッター直列4気筒のターボエンジン。4WDの方式はFFベースのカップリング式で競合他社と同様だ。縦置き系プラットフォームのBMW車でおなじみのxDriveとはテイストが異なるが、いうまでもなくFFベース系の方が効率が良くてエコ性能も高いのだ。
そしてスペース効率の良い横置きFF系プラットフォームの特徴を生かし、先日2シリーズに搭載されて日本でも発表されたばかりの、プラグインハイブリッドシステムの搭載も計画されているようである。