プラットフォームは新型7シリーズと共通に
次期3シリーズはまだ2年ほど先のモデルなので、この時期のテストではヘビーな擬装が施されているが、そこを読み解くのもまた楽しいもの。前後ランプ周りは大幅なデザイン変更を隠すべく間に合わせ品が装着されているが、最新のBMWのトレンドから予想すると、フロントマスクはややワイド化されたキドニーグリルに端を接する横長で薄いデザインとなるだろう。そしてフード、グリル、ランプ周りの分割線処理はよりシャープな切り分けとなる。ランプ外側は現行車の目尻の下がったカタチから切れ長に、フード前端はグリルに届き、BMWバッジはフード上に配置される。
プラットフォームはCLARと呼ばれるタイプで、新型7シリーズから採用がはじまった新FR用のもの。前後左右に拡大/縮小することが容易で、かつ軽量化に適したモジュールで構成される。これで大幅な軽量化とプラグインハイブリッドやEVまで、多様なパワートレインに対応するというわけだ。なお、先日日本でもプラグインハイブリッドの330eが発表されたが、この新型ではよりエコな3気筒モデルが用意されるはずだ。また次期3シリーズでは48V電装系の技術も導入され、電動ターボ、マイルドハイブリッド、電動スタビライザーなど、数々のハイテクの投入が予想される。