新開発のハイブリッドシステムにも注目だ
レクサス・インターナショナルは2月15日、今年1月に開催されたデトロイト・モーターショーでワールドプレミアされたばかりのレクサスLC500に、ハイブリッドモデルの「LC500h」を追加することを明らかにした。詳細については日本時間の2月18日に発表され、現地3月1日(一般公開は3日)からのジュネーブ・モーターショーにて実車を公開するとのことだ。
車両そのものについて現時点で公表されているのは、LC500hには世界初のマルチステージハイブリッドシステムが搭載されるという情報のみ。「マルチステージ」というキーワードに注目すると、LS600hやGS450hといった上級車種に用いられている2段変速式リダクション機構の多段化が考えられる。それが可能であれば、電気モーターの極低速トルクを有効活用して燃料消費を抑えつつ、スポーツモデルで重要な超高速域での動力性能の向上も見込めそうだ。
LCのあとに続く数字も気になる。Fシリーズとほぼ共通の5.0リッターV8で475ps(349kW)を発生する通常モデルと同じ「500」なのだから同程度の出力と見るのが自然だが、ハイブリッドはハイブリッドで揃えると考えられなくもない。とすると、LS600hは394ps(290kW)の5.0リッターV8+224ps(165kW)の電気モーターで総合445ps(327kW)を発生して「600」を掲げているので、「500」なら総合375psあたりという計算になる。
以上の疑問に対する正解が発表される2月18日まではあとわずか。日本発売時期についても、すでに通常モデルは2017年春頃予定と公表されているだけに、なんらかの情報を期待したいところだ。