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それは似て非なるSクラス! メルセデス・マイバッハS600ガードがスゴい

防弾ガラスは自動小銃でも破壊不可能!

 2月22日、メルセデス・ベンツはマイバッハの防弾仕様車「メルセデス・マイバッハ S 600 ガード」を発表した。このモデルは3月のジュネーブ・モーターショーにてワールドプレミアされ、車両本体価格は47万ユーロ(約5820万円)とアナウンスされている。

 メルセデスの防弾仕様車といえば2014年に現行Sクラスの「S 600 ガード」が発表されており、防御性能は民間車両としては最上位の「VR9クラス」に認定されていたが、このマイバッハはその上をいく最高レベルのVR10クラスを達成。VR10クラスでは車体はおろか窓であっても自動小銃から発射された硬鋼製弾芯の貫通を防ぐ能力が求められるそうで、それがどれくらいすごいことなのかはさておき、とにかく最高の防弾性能が認められた初の民間車両に認定されているとのことだ。

 一見したところ普通のマイバッハとはホイールが違う程度の差異しか見られないが、それはもちろん意図してのこと。攻撃者にそれと悟られない=要人が乗車していると察知されないことも、乗員を保護する上では重要なのだろう。そうした外観と同様、車内の快適性や装備レベルもまた通常モデルに対して遜色のないレベルに仕上げられているという。

 ちなみに通常のマイバッハ S 600の価格は本国が15万8450ユーロ、日本が2600万円なので、その比率からすると防弾仕様の邦貨は7700万円ほどと予想される。日本で正規に販売されるかどうかは定かではないが、これが必要なVIPの命を守る対価としてはかなりお値打ちではなかろうか。

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