全長もホイールベースもGTの方がずっと長い!
この秋に開かれるパリ・サロンでデビュー予定の、新型5シリーズの続報。今回はサルーンに続いて登場するグランツーリスモ(GT)を同時に捕えることができた。サルーンよりもサイズ的に大きめで、ハッチゲートを備えるグランドツアラー……というのが現行モデル同様、新型グランツーリスモのコンセプトになっている。
現行GTは大きく重く、BMWにとって初物となるデザインのため洗練度がイマイチ、などという辛口評も受けたが、次期モデルはCLARプラットフォームの恩恵で軽量化されること、そして何よりスッキリしたスタイリングに好感が持てる。サルーンとの2ショットを見ると、GTはホイールベースも全長も長いことがわかる。車高もやや高いはずだが、そうは見せない巧みなデザインといえるだろう。
エクステリア、インテリアとも同社最新の7シリーズと共通のデザイン手法が採用され、インフォテインメント系も同様に刷新される。2017年モデルとして登場するはずなので、ADAS(先進ドライバーアシスト装置)はレーダーとカメラ情報のより高度な連携が図られ、自動レーンチェンジの実現など、市場投入されたばかりのフラッグシップである7シリーズよりもさらにアシスト機能が高められることになりそうだ。