圧倒的存在感+BMW製xDriveで最強のSUVが完成!
かねてより噂されてきたロールス・ロイスのSUV開発だが、今回スクープされたのは新プラットフォームに4WDパワートレインを組み合わせた試験車で、その外観はファントム・シリーズIIのボディパネルを流用した仮のものだ。試験車の「リフトアップされたファントム」という見た目はかなり異様だが、大柄なクルマのデザインに長けた老舗だから、きっとデビュー時には美しいカタチを披露してくれることだろう。走行試験を行なっている以上、試験車のホイールベースはおそらく新SUVモデルそのもの、重心や重量配分も予定されているSUVを模した設定だろう。
2018年前半のデビューといわれるこのクルマは「カリナン」と呼ばれる。カリナンとは英国王室所蔵の特大ダイヤモンドにちなんだ名前であり、このクルマはデビュー前から「これこそ最上のSUV」と主張しているわけだ。
プラットフォームはBMWの最新FR用「CLAR」がベースとなり、このロールス・ロイス用モジュールにおいても、カーボンやアルミニウムといった最新構造が活用されているはず。4WDシステムは当然特別仕様のBMW xDrive。エンジンは2017年にデビューする予定の新型ファントムと同じ直噴V12ターボだと予想される。