美しい国を、愛しいクルマで
FILE.02 鹿児島県 指宿スカイライン 編
全国にあるヤナセのネットワークから試乗車を借り、おすすめドライブコースを紹介する本企画。今回は旧集成館事業の世界遺産登録、薩長同盟150周年に沸く鹿児島が舞台。となれば真っ先におすすめしたいのが薩摩半島の「指宿スカイライン」だ。その周辺には家族旅行、親子三世代のドライブで楽しめるスポットが満載だ。
陸、海、空を征し、時空をも超える旅に
錦江湾が薩摩半島と大隅半島を分かち、その中心では雄大な桜島が噴煙を上げる。そして南には種子島に屋久島、奄美大島といった風光明媚な島々が連なる……。日本でも有数のバラエティに富んだ地形を持つ鹿児島は、それゆえに行く先々での驚きには事欠かない。カーブを抜けるたび、名所に立ち寄るたび、そして偶然見つけたグルメや観光スポットだって、きっとあなたに期待以上のサプライズをもたらしてくれるはずだ。
さて、今回ご紹介するドライブコースは、薩摩半島の東側にあって鹿児島市街と南薩の観光地を結ぶ、「指宿スカイライン」である。総延長は50.9kmと観光道路としてはかなり長いのだが、道中退屈することなどまったくない。それほど変化に富んだ道なのだ。
試乗車をお借りしたヤナセ鹿児島支店から市街地を抜け、鹿児島ICから一路南を目指す。指宿スカイラインは三期に渡って整備されたこともあり、有料区間と無料区間が混在。道幅や車線の数もまちまちだが、片側二車線だった自動車専用道がいよいよ観光道路らしくなるのは、8㎞ほど走って谷山ICを過ぎたあたりからだ。
道は片側一車線になって森の中に突入、一気に山を駆け上ってゆく。尾根伝いを走る指宿スカイラインは常に眺望が開けているわけではないのだが、時折左手に覗く桜島や錦江湾、巨大なタンクが整然と並ぶ世界最大級の石油備蓄基地など、木々の合間に現れるひとつひとつの景色が、どれもプロカメラマンが切りとったかのように美しいことに驚いてしまう。そしてありがたいことに指宿スカイラインは展望台もよく整備されている。ぜひそれぞれに立ち寄って絶景をお楽しみいただきたい。
そして頴娃ICを過ぎると急に景色が開け、アップダウンもカーブの曲率も穏やかに。空には発電用の白い風車がいくつも回っている。そんな光景を眺めていると、こちらの体内時計の秒針もゆっくりと回りはじめるから不思議なものだ。そしてある右カーブを抜けると正面には開聞岳が! 桜島に力強く見送られ、開聞岳に優しく迎えられる道。それが指宿スカイラインといえそうだ。
さらに今回の旅では指宿からフェリーで対岸に渡り、大隅半島を東奔西走。その東に位置する肝付町では、観測ロケットや人工衛星の打ち上げなどを行なうJAXA(宇宙航空研究開発機構)の内之浦宇宙空間観測所を見学した。
幕末の史跡から最先端の宇宙工学まで。鹿児島は家族誰もが楽しめる観光スポットに溢れていた。指宿スカイラインは、その大動脈にもなっているのだ。
指宿スカイライン~旅の風景
今回試乗車をお借りしたお店
ヤナセ鹿児島支店
(メルセデス・ベンツ鹿児島)
〒890-0072鹿児島県鹿児島市新栄町16-6
TEL:099-252-0001
本土最南端拠点では甲子園出場の“逸材”が奮闘中!
鹿児島県唯一のメルセデス正規ディーラーとして、600㎞離れた与論島までをカバーしている同支店。その名物スタッフが昨年4月に入社した髙橋諒さんだ。学生時代は野球一筋、高校では甲子園にも出場!いまの目標はヤナセで新人賞をとること。現在は九州エリアで1位だそうだ。がんばれ!
今年はメルセデスで日本を旅しよう!
ヤナセ×ニッポンレンタカーのコラボレーション企画
「ヤナセ・プレミアムカーレンタル」がスタート
http://www.nipponrentacar.co.
いよいよ2016年の行楽シーズンがスタート! となればレンタカーに乗る機会も増えると思うが、