4輪操舵でもうひとつ「4」をプラス
5月10日、フェラーリ・ジャパンはニューモデルの「フェラーリGTC4Lusso」の極東エリアプレミアを日本で行なったと発表した。GTC4Lussoは実質的には「FF」のマイナーチェンジモデルで、6.3リッターV12エンジンは660ps(486kW)/683Nmから690ps(507kW)/697Nmへと強化され、新たに4輪操舵システムを取り入れている。
今回の極東エリアプレミア会場は、GTC4Lussoで提示する新しいフェラーリの世界を表現すべく妥協することなく美しさを追求し、建築家の寳神尚史(ほうじん・ひさし)氏とのコラボレーションによってイタリアのパラッツォ(宮殿)をイメージして作られたとのこと。GTC4Lussoのワールドプレミアは、今年3月のジュネーブ国際モーターショーで行なわれている。
GTC4Lusso最大の特徴である4WDシステムは、4輪操舵との組み合わせによって“4RM EVO”から“4RM-S”へと進化を果たしている。“E-Diff”電子制御ディファレンシャルや、磁性流体封入ダンパーを採用する“SCM-E”サスペンションシステムとも統合制御され、あらゆる走行状況、特に低グリップ路への対応力を高めた。
なお、日本での価格は3470万円(税込)。受注はすでにはじまっており、納車は今年の暮れ以降から順次開始される。
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