ラグジュアリーなピクニックセットをトランクに
ロールス・ロイスは現行型ファントムの最終モデルとなる「ゼニスコレクション」の詳細を明らかにした。
現行型のファントムは2003年に登場した7代目。これまでにサルーン、同ロングホイールベース仕様、ドロップヘッドクーペ、クーペと4タイプのボディを展開。2012年にはマイナーチェンジを実施していた。
2016年内に現行型の生産終了を予告していたわけだが、その最終モデルがこのゼニスコレクションで、クーペおよびドロップヘッドクーペに設定された。
最大の特徴はトランクルームの造りにある。テールゲートを開けるとそこにはピクニック用のテーブルとベンチ、そしてシャンパンとグラスが収納できるガラス製の棚が収められている。
一方、ブラッドオレンジ色のレザーが随所に用いられたインテリアは、専用デザインのメーターパネルやアナログ時計、アルミニウム製ドリンクホルダーが特別なモデルを演出。インナードアハンドルのデコレーションパネルには、欧州各国の地図を刻むなど、凝った仕立てとなっている。
ファントム・ゼニスコレクションはクーペとドロップヘッドクーペで50台が生産される予定だが、すでに完売済みとのこと。ちなみに後継モデルはオールアルミニウム構造のボディで登場することがすでにアナウンスされており、2017年内にはショーデビューを飾るとみられる。
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Text:Yasushi HOSODA Photo:ROLLS-ROYCE MOTOR CARS LIMITED
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