価格は先代モデルから約1割ほど上昇
さらに先代にはない特徴としてまっさきに挙げられるのが、走行モード選択システムの「AMGダイナミックセレクト」だろう。これはセンターコンソールのスイッチを操作するだけで快適性重視からスポーツ性最優先まで、トランスミッションのシフトプログラムやエキゾーストシステムを含むエンジン特性、サスペンション/ステアリング特性、横滑り防止装置のESPなどが最適に制御されるもの。モードは快適性重視から順に「C」「S」「S+」、それぞれを個別に設定できる「I(Individual)」に加え、C63 Sにはすべてがサーキット向けに最適化される「レース」までが用意される。
そしてもちろんメルセデスならではの、車間距離だけではなくステアリングまでを自動的に切って運転をサポートしてくれる「ディストロニック・プラス」を含む「レーダーセーフティパッケージ」は標準装備。だが新しいデバイスやアイテムがいろいろ搭載されているからある意味仕方がないともいえるが、そのおかげで価格は先代から約1割程度上昇しており、C63クーペが1246万円、C63 Sが1358万円というプライスタグを掲げるに至っている(いずれも税込)。
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