サプライズでザルツブルクの南野拓実選手も登場
ポルシェジャパンは6月1日、3月のジュネーブショーでデビューした新型「718ボクスター」を日本で初披露した。会場では同じミッドシップ構造を持つ伝説のレーシングカー、しかもあの映画「栄光のル・マン」にも登場したガルフカラーの917がお出迎え。発表会はその奥にあるホールで行なわれたのだが、多くのプレスが見守る中、壇上ではシルバーの「718ボクスター」、レッドの「718ボクスターS」がアンヴェールされた。
発表会では代表取締役社長の七五三木(しめぎ)敏幸氏が挨拶、質疑にも答弁。「ライバルはメルセデスSLK、BMWのZ4やM2、日本勢ではレクサスRC F、ニッサンGT-Rあたりを想定している。昨年度は約700台のボクスターを販売したが、今年度はそれを越えていきたい」と語った。
新型最大の特徴は何を置いてもまずエンジンだ。従来の水平対向6気筒、自然吸気式から水平対向4気筒ターボへと“ライトサイジング”させてきたのだ。これに応じて排気量はボクスターが2.7リッターから2.0リッターへ、ボクスターSが3.4リッターから2.5リッターへとダウン。それでもパワー&トルクはボクスターで+35ps/100Nm(!)となる300ps/380Nmに、ボクスターSで+35ps/60Nmとなる350ps/420Nmへと向上。それでいて燃費は13%も改善されているのだ。
そして発表会の最後には、サプライズゲストとしてオーストリアのブンデスリーガ、FCレッドブル・ザルツブルクで戦うサッカー選手、南野拓実が登場。ポルシェジャパンが今後「ドライビングアスリート」として応援してゆくことが発表された。
718ボクスターの納車は6月末~7月上旬から順次はじまるとのこと。詳しいスペックは以下の公式サイトでご確認いただくとして、ここでは日本仕様の詳細画像をお届けしよう。
希望小売価格(税込)
718ボクスター/¥6,580,000(6速MT)~¥7,104,000(7速DCT)
718ボクスターS/¥8,520,000(6速MT)~¥9,044,000(7速DCT)
スペックや価格など、より詳しい情報はこちら
http://www.porsche.com/japan/jp