全車に9速ATを新採用
6月2日、メルセデス・ベンツ日本は新型車「メルセデス・ベンツSLC」を発表した。実質的には「SLK」のマイナーチェンジ版で、最新世代のネーミングルールに従ってメルセデスのロードスターを意味する「SL」と車格を表す「C」を組み合わせた車名へと変更されたモデルだ。
エクステリアではバンパーやグリルがデザイン変更されており、リバース操作に連動して後方の映像をCOMANDディスプレイに表示するリアビューカメラが全モデルに標準装備。すべてのライトにLEDを使用したLEDハイパフォーマンスヘッドライトには、走行状況や天候に応じて最適なモードを自動で選択するインテリジェントライトシステムも採用されている。
インテリアでは、SLC 180系にはブラッシュドアルミニウムインテリアトリム、SLC 200にはカーボンデザインアルミニウムインテリアトリム、メルセデスAMG SLC 43にはブラックアッシュウッドインテリアトリムをそれぞれ採用。また、ライト点灯時にセンターコンソールやドアトリムに浮かび上がるアンビエントライトは、ソーラーレッド、ポーラーブルー、ポーラーホワイトの3色から選べるようになった。
パワートレインは、SLC 180系には156ps(115kW)の1.6リッター直4BlueDIRECTターボ、SLC 200には184ps(135kW)の2.0リッター直4BlueDIRECTターボが搭載され、9速ATの“9G-TRONIC”と組み合わせる。SLC 43は367ps(270kW)の最高出力と520Nmの最大トルクを発生する3.0リッターV6ツインターボで、0-100km/h加速4.7秒のパフォーマンスを実現した。
価格は、SLC 180が530万円、SLC 180 Sportsが590万円、SLC 200 Sportsが685万円、SLC 43が970万円。SLC 43のみ左右ハンドルが選択可能で、他モデルは右ハンドルのみとなる。なお、SLC 43については6月中旬からの納車開始となっている。
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