V8エンジン搭載モデルも同時にデビュー
次期ベントレー・コンチネンタルGTのスクープはもう3回目になるが、今回はおよそ半年遅れでデビューするといわれるオープンモデルがキャッチされた。フロントの顔つきは前回までのスクープから判明した通りのようだが、今回のテストでもまだフロントを除く全周に無粋なリベットで擬装パネルが貼られている。まだデビューまでに1年以上あるので、最終形はまだまだ見せない……というティーザー手法なのだろう。
ファストバックな長いルーフではなく、短いコンバーチブルトップを乗せたこのオープンモデルでは、次期型が採用するMSBプラットフォームの採用がデザインにもたらした恩恵が際立つ。つまり古いD1プラットフォームよりもフロントアクスルが前に配置されるMSBのおかげで、「フロントオーバーハングの短い」美しいロングノーズスタイルになったというわけだ。D1時代のコンバーチブルは長いオーバーハングに対して長めのコンバーチブルトップを載せることで、スタイリング上の釣り合いをとっていた。
パワートレインに関しての新情報は、既報の「英国生産となったW12エンジン」に加え、新世代の4.0リッターV8エンジン搭載モデルも同時にデビューすること。よってプラグインハイブリッド(PHV)や電動過給、48V電装系テクノロジーが確実に視野に入った。また先進運転支援システム(ADAS)やインフォテインメントが最新世代となる点も、コンチネンタルGTをいっそう魅力的なものにしてくれるだろう。