主力市場の北米ではいまだ健在!
7月7日、米国日産は「ニッサン・パスファインダー(日本名)日産テラノ」」の2017年モデルを発表した。日本では1989年に初代が登場して1995年に2代目へとフルモデルチェンジし、その2代目をもって2002年に生産を終了しているテラノだが、パスファインダーはその後も二度のフルモデルチェンジが実施されており、今回の2017年モデルで30周年を迎える。
第1世代:1987-1995年
2.4リッター4気筒(日本未設定)と3.0リッターV6のガソリンエンジンを搭載した本格SUVとして登場。当初は2ドアのみで、1989年に1990年モデルとして4ドアが追加された。ボンネットの先端に刻まれた3つのスロットが特徴。日本仕様は当初より両ボディタイプを設定していた。
第2世代:1996-2004年
フレーム式からモノコック式にボディ構造を変更。3.3リッターに拡大されたV6ガソリンエンジンは、2001年モデルからVQ型の3.5リッターに置き換えられた。洗練度を高めたエクステリアにふさわしく、インテリアも乗用車的色合いを強め、バードビュー・ナビゲーションシステムも採用していた。日本仕様のテラノはこのモデルを持って生産を終了。
第3世代:2005-2012年
V6エンジンを4リッターに拡大した第3世代は、プラットフォームをピックアップのタイタンと共用してフレーム構造に回帰。3列シートも採用された。2008年モデルからは5.6リッターのV8エンジンも導入されている。2011年モデルで25周年を迎えた。
第4世代:2013年-
プレミアムSUVとして生まれ変わった4代目は、3.5リッターV6エンジンを搭載。従来モデル比で燃費を30%改善した。ボディはふたたびモノコック化。2016年7月に2017年モデルとしてマイナーチェンジを実施して、内外装のリフレッシュとエンジン出力の向上を果たしている。