それは完全新開発の2.0リッター直4ディーゼル
新型Eクラスに搭載されるエンジンは、ガソリンが2機種、ディーゼルが1機種の計3種類。それぞれのスペックや特徴を見ていこう。
1)2.0リッター直4 BlueDIRECT ガソリンターボエンジン
第3世代のBlueDIRECTテクノロジーを採用した2.0リッターガソリンエンジンは、E 200 アバンギャルド、E 200 4MATIC アバンギャルド、E 200 アバンギャルド スポーツに搭載される184ps(135kW)/300Nmと、E 250 アバンギャルド スポーツに搭載される211ps(155kW)/350Nmの2スペックを用意。最大200barで燃料を噴射するピエゾインジェクター、スプレーガイド式燃焼システム、マルチスパークイグニッションにより常に最適な燃焼状況を作り出す。いずれも信号待ちなどで自動的にエンジンを停止・再始動させるECOスタートストップ機能を搭載し、高出力と高効率を実現している。
2)3.5リッターV6 BlueDIRECT ガソリンツインターボエンジン
E 400 4MATIC エクスクルーシブに搭載。333ps(245kW)/480Nmを発生する高出力エンジンで、車格に見合った余裕と優れたドライバビリティ、そして環境性能を兼ね備える。
3)2.0リッター直4 BlueTEC ディーゼルターボエンジン
将来導入されるRDE(実路走行試験)規制に対応した新開発エンジンで、E 220 d アバンギャルドとE 220 d アバンギャルド スポーツに搭載。先代よりも前後方向に短いコンパクトな設計が特徴で、最高出力は195ps(145kW)、最大トルクは400Nmを発生する。排出ガス浄化システムについては、従来は別々に設置されていた粒子状物質除去フィルターとSCR触媒コンバーターを統合したsDPFを直接エンジン本体に取り付けることで、浄化効率の向上とシステムのコンパクト化・軽量化を達成。ターボチャージャーには可変ターボジオメトリーを採用している。
なお、いずれのエンジンも、トランスミッションは9速ATの9G-TRONICを組み合わせている。このトランスミッションは従来の7G-TRONICよりも約1kg軽量化されており、伝達効率も高められているという。
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