その名も「xDrive25Le iパフォーマンス」
BMW本社は、9月2日から16日まで開催している中国の成都モーターショー2016にて、X1の新グレード「xDrive25Le iパフォーマンス」を発表した。
X1 xDrive25Le iパフォーマンスは、標準モデルより110mmストレッチした2780mmのロングホイールベース仕様となるボディのフロントに、136ps/220Nmを発揮する1.5リッターのガソリンターボエンジンを、リアには165Nmを引き出す70kWのモーターを搭載し、6速ATを介して全輪を駆動するプラグインハイブリッドモデル。システムトルクは385Nmにのぼり、0-100km/h加速タイムは7.4秒をマークする。その一方で、燃費は55.6km/L(欧州複合モード値)を実現している。
ちなみに、フロントにガソリンエンジン、リアに電気モーターを搭載し、それぞれのアクスルを駆動する手法は、BMW i8にならったものだという。
航続距離は、モーターだけを使用した場合で60km、ハイブリッドによる駆動では630kmにおよぶ。「マックスeドライブモード」ではモーターのみで120km/hの最高速度を発揮するというから、iパフォーマンスのネーミングは伊達ではない。もちろんほかのX1と同様に、走行モードは「ECO PRO」や「コンフォート」、「スポーツ」モードが選択可能だ。
バッテリーは220V/16Aの充電ウォールボックスを利用すれば、3時間42分で100%充電が完了でき、80%までなら2時間54分で済むとのことだ。
X1 xDrive25Le iパフォーマンスは中国専用モデルとなるが、このモデルの登場によって、今後、日本にもX1のプラグインハイブリッドモデルが登場する可能性が出てきそうだ。