ミニバンから7シーターのSUVへ
9月7日、プジョーは新型「プジョー5008」を発表した。第2世代の5008は初代のCセグメントMPVとしての資質を受け継ぎながら、プジョー最新のモジュラープラットフォームであるEMP2と、先進のiCockpitを採用した最初のSUVとして生まれ変わる。
ボディは初代よりも拡大されており、全長と全幅はともに11cmサイズアップ。ホイールベースは16.5cmも延長され、2列目シートの膝まわりスペースは60mm広くなっているという。全高は先代と変わらず、ルーフバー込みで1.64m(欧州仕様値)。7人乗りのキャビンは2列目と3列目のシートがともに折りたたみ機構を備え、3列目は脱着も可能だ。
同様にラゲッジスペースも拡大されており、初代より100リットル増の201リットルから1060リットル(VDA)を確保。助手席を倒せば3.2mまでの長さの荷物を収納でき、このセグメントでは最大級のスペースとなっている。
モデル構成は、メインとなるアクセス、アクティブ、アリュールの3グレードに加え、スポーティな外観のGTラインとホットモデルのGTが用意される5グレード。エンジンは、ガソリンが130psの1.2リッターと165psの1.6リッターの2機種、ディーゼルが100psおよび120psの1.6リッターと150psおよび180psの2.0リッターの4機種が用意され、トランスミッションは5速MT、6速MT、6速ATが組み合わされる。GTが搭載するのは180psの2.0リッターディーゼルだ。
プジョー5008は10月1日から一般公開されるパリ・モーターショーでお披露目されたのち、2017年春に欧州で発売される予定。日本への発売時期や導入モデルは明らかにされていないが、他モデルでディーゼルの導入がはじまっていることもあり、GTの導入も期待できそうだ。