ニューモデル

ポルシェ新型パナメーラに試乗! それは史上もっとも快適なスポーツカー!?/前編

porsche-panamera-turbo-2017-drive-5

 

見れば見るほど「4ドアの911」

 

 そんな新型パナメーラの国際試乗会は、ミュンヘン空港の特設会場をベースに行なわれた。空港を行き来する世界中の人たちにアピールする狙いもあるのだろう、ターミナル間にある広いオープンスペースには20台近い新型パナメーラがズラリ。実はこの1カ月前にも技術ワークショップに参加していたから初見ではないのだが、改めてそのカッコよさに見とれてしまう。特にリアの眺め。スポーツカーの911によく似た、緩やかに下降するルーフラインにリアフェンダーのセクシーな膨らみ。先代は後席の居住性に配慮するあまりルーフ部分が後方に長く、テールゲートが急角度で落ち込んでいたからあまりスポーティには見えなかったのだが、新型は違う。リアコンビネーションランプやガーニッシュのデザインも911に近いイメージになった。これなら911乗りが必要性に駆られて4ドアのパナメーラに乗り替えたとしても、さほど違和感を覚えずに済むのではないだろうか。

 

porsche-panamera-turbo-2017-drive-6

 

 あまりにもスタイリッシュになったので「ずいぶん大きくなったな」と感じるかもしれないが、実際は全長5049mm(+34mm)、全幅1937mm(+6mm)、全高1423mm(+5mm)だからサイズは先代とほぼ同じ。ホイールベースが30mm伸びていることもより伸びやかに見せるのだろう。プラットフォームがこれまたまったく新しい「MSB」になったことで、より自然なプロポーションが実現できたという一面もありそうだ。ちなみにMSBとはドイツ語で「Modularer Standardantriebs-Baukasten」、意訳するなら「スタンダード駆動(後輪駆動と4WD)向けモジュラー化コンポーネント」ということになるだろうか。なお、このプラットフォームは新型パナメーラだけではなく、今後は同じグループに属するベントレー・コンチネンタルGT系モデルにも使われることになるようだ。もちろん軽量化には熱心に取り組まれており、新型パナメーラのホワイトボディは重量比で38%がアルミニウム製に。結果として先代に比べ70kgのダイエットに成功しているそうだ。

 

 試乗は日本に導入される2モデル、特にパナメーラ・ターボを中心に行なった。生まれ故郷のドイツで開かれる試乗会だけに、速度無制限のアウトバーンで思う存分に試すことができたのだ。【後編に続く】

 

スペックや価格など、より詳しい情報はこちら

http://www.porsche.com/japan/jp

 

LE VOLANT BOOST編集部

AUTHOR

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事
注目の記事

RANKING