進化版のQ4システムを搭載
FCAは、9月末に開幕するパリ国際モーターショーにおいて、新型ジュリアの追加グレード、ヴェローチェを披露すると発表した。
スタンダードモデルとトップグレードのクアドリフォリオの間を埋める位置付けとなるヴェローチェには、2種類のエンジンが設定される。280ps/400Nmを発揮する2.0リッターガソリンターボと、210ps/470Nmを引き出す2.2リッターターボディーゼルだ。いずれも8速ATと4輪駆動のQ4を組み合わせる。
4輪駆動システムのQ4は進化版が搭載される。通常はFR車のように100%後輪を駆動し、後輪に限界が訪れると駆動力が最大で60%前輪に配分される。これにより、新型ジュリア・ヴェローチェは後輪駆動車の魅力を生かしながら、4WD車ならではの高い安定性や安全性、トラクション性能を実現したという。
外観では専用バンパーやグロスブラックのドアトリムを採用。エグゾーストエンドはデュアルタイプとなる。また、アルミホイールはオプションで19インチが用意される。
レザーシートを装備するインテリアでは、ステアリングホイールやダッシュボード、センタートンネル、ドアパネルなどにアルミニウムのインサートパネルが配され、スポーティな雰囲気を高めている。