自慢のフル液晶メーターはオプションで用意
アウディは売れ筋のミッドサイズSUV、Q5のニューモデルだけではなく、やはりミドルクラスの4ドアクーペ、A5スポーツバックとその高性能版、S5スポーツバックもワールドプレミア。コンセプトカーの発表こそなかったものの、RS3セダンを含めた3台の市販モデルをデビューさせてパリを沸かせた。
A5/S5スポーツバックはセダンのA4/S4をベースに、クーペのような低いルーフとリアに大きなハッチバックを搭載。スポーティなカッコよさとトランクの積載性を高めた実用性の高さが評価され、世界中でスマッシュヒットを記録したモデルである。そのデビューから7年が経ち、今回フルモデルチェンジ版が登場したというわけだ。
ボディサイズは全長4733×全幅1843×全高1386mm。ホイールベースは2824mmで、これは2ドアクーペのA5/S5クーペに比べ60mm長い設定となる。これにより4ドアモデルとして恥じることのない後席の居住性を確保しているというわけだ。エンジンはガソリンが2.0リッター4気筒ターボ(190ps仕様と252ps仕様)、ディーゼルが2.0リッター4気筒ターボ(190ps)と3.0リッターV6ターボ(218ps仕様と286ps仕様)。高性能版のS5スポーツバックはガソリンの3.0リッターV6ターボ(354ps)となる。
ショー会場にはソリッドグレーのS5スポーツバックが登場。基本的なフォルムは先代モデルとあまり変わらないのだが、よりキャラクターラインが躍動的に入るとともに彫が深くなり、マッシブな雰囲気が増している。日本でも人気の高かったモデルだけに早期の導入を望みたいところだ。