被視認性を高めるライトバーを増設
フォードは米国の警察専用車両である「ポリス・インターセプター」を手がけている。そのSUVバージョンがエクスプローラーをベースにした、「ポリス・インターセプター・ユーティリティ」だ。
この車両には、警察車両であることを示すためのインジケーターがボディの至るところに配されているほか、通常はハイビームやフォグランプの役割を果たす灯火類を点滅させることができるなど、特殊車両専用の仕様となっている。
このモデルに、新たなインジケーターが追加装備された。それがリアスポイラー下部のLEDの表示灯だ。これはフロントウインドー上部のライトバーと同様に、バータイプの形状となっている。これにより夜間や暗い場所での被視認性がさらに高まっているという。
下記動画では、それを含むインジケーターをすべて点灯させた模様が確認できる。その様子はまるでデコトラさながらの賑やかさ。このド派手な感じ、さすがはアメリカといったところだ。
ただし、注意しなければならないのが、このモデルにはステルスモードが備わっているということ。ド派手なインジケーターをすべて消灯すると、フツウのエクスプローラーとほとんど変わらないルックスになるのである。つまり、インジケーター消灯時は交通の流れに乗っている限り、警察車両であることが識別しにくいのだ。アメリカでドライブする機会のある方は、くれぐれもこのクルマに“ロックオン”されないよう、紳士的なドライブを。