それは612psのモンスター
ダイムラーAGは10月26日、新型Eクラスのトップパフォーマンスモデルに位置づけられる「メルセデスAMG E63 4マチック+」および「メルセデスAMG E63 S 4マチック+」の写真を公開した。
いずれのモデルにも新世代版の4.0リッターV8ツインターボエンジンと9速仕様のAMGスピードシフトMCT(マルチ・クラッチ・テクノロジー)が搭載され、AMGパフォーマンス4マチック+(プラス)と呼ぶ4輪駆動システムを組み合わせる。
E63 4マチック+用エンジンのスペックは571ps/750Nmで、1875kgのボディを停止状態から3.5秒で100km/hに到達させる加速を披露。一方、車重1880kgの上級モデル、E63 S 4マチック+用のエンジンは612ps/850Nmを引き出し、3.4秒の0-100km/h加速をマーク。スーパースポーツカー並みのパフォーマンスにさらなる磨きがかかっている。
タイヤサイズはE63 4マチック+が前265/35ZR19、後295/30ZR19で、E63 S 4マチック+は前265/35ZR20、後295/30ZR20と発表された。
外観では標準モデルのEクラスより片側17mm幅広くなったホイールアーチや、両サイドにスプリッターが入る専用デザインのフロントバンパーが、新型E63シリーズのアピアランスを独特なものにしている。リアビューでは、トランクスポイラーリップやスポーツエグゾーストシステムのテールエンドが迫力のルックスを演出している。
ブラックのナッパレザーを多用したインテリアは、シートやメーターパネルなどがE63専用デザインとなり、外観同様スポーティな雰囲気を強調。ヘッドレスト一体型のAMGスポーツシートがオプションで設定されている。
新型E63シリーズは、11月16日に開幕するロサンゼルス・オートショーにて初披露され、2017年3月より欧州を皮切りに発売される見通しだ。