VWポロRは史上最強のWRマシン
2016年世界ラリー選手権(WRC)の第12戦「ウェールズ・ラリー・グレートブリテン(ラリーGB)」が、10月27日から30日にかけて、英国ディーサイドを中心に行なわれ、VWモータースポーツのセバスチャン・オジェ選手が、他を寄せ付けぬ走りで勝利を飾った。
FIA世界ラリー選手権 第12戦ラリーGB最終結果
1位 セバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア(フォルクスワーゲン):3時間14分30秒2
2位 オット・タナク/ライゴ・メールダー(Mスポーツ・フォード):+10秒2
3位 ティエリー・ヌーヴィル/ニコラス・ジルスル(ヒュンダイ):+1分35秒4
第11戦ですでに2016年ドライバーズタイトル獲得が確定しているオジェ選手は、このラリーGBの勝利で4連勝を記録。一方、VWモータースポーツは今回の勝利により、2016年マニュファクチャラーズタイルが確定。これでVWは4年連続4度目のタイトル獲得となった。
- FIA世界ラリー選手権 マニュファクチャラーズ選手権ランキング(第12戦終了時点)
1位 VWモータースポーツ:355ポイント
2位 ヒュンダイ・モータースポーツ:285ポイント
3位 Mスポーツ:154ポイント
4位 VWモータースポーツⅡ:138ポイント
VWポロR WRCはこれまで51戦に参戦し、42勝をマーク。トップ3フィニッシュは実に85回を数え、WRC史上最強マシンの名をほしいままにしている。
VWモータースポーツのディレクター、スヴェン・スミーツは次のようにコメントしている。
「フォルクスワーゲンにとって、素晴らしい週末です。オジェ選手は、チャンピオンにふさわしいパフォーマンスでした。次戦は、ミケルセン選手のランキング2位獲得に集中します」
FIA世界ラリー選手権 ドライバーズ選手権ランキング(第12戦終了時点)
1位 セバスチャン・オジェ(VW):247ポイント
2位 ティエリー・ヌーヴィル(ヒュンダイ):143ポイント
3位 アンドレアス・ミケルセン(VW):129ポイント
4位 ヤリ-マティ・ラトバラ(VW):110ポイント
2016年最終戦「ラリー・オーストラリア」は11月17日から20日にかけて、シドニーとブリスベンの中間にあるコフス・ハーバーを中心に開催される予定だ。