視界ゼロ、車内は真っ暗!
12月7日、日産はウインドー全部を黒いフイルムでブラックアウトしたジュークにて、「インテリジェント・アラウンドビューモニター(AVM)」のみを見ながら車両全長より18cm広いだけのコースでバックスピンターンを決める動画を公開した。インテリジェントAVMは4つの車載カメラの映像を合成してクルマを真上から見ているかのように車両周辺360°をディスプレイに表示する機能で、日本仕様ではボトムグレードの15RXを除いて全車にメーカーオプション設定されている。
アクロバティックなテクニックを披露したのはスタントマンのポール・スウィフト氏。「乗った直後は奇妙な感じでしたが、AVMの映像でコースをはっきりと確認できたので成功させる自信が持てました。AVMだけを見て駐車したり、ましてやバックスピンターンを試みることはお薦めできませんが、日常の運転状況にはとても役に立つ機能ですね」とコメントしている。
欧州日産で先進企画担当ゼネラルマネージャーを務めるスチュワート・カレガリ氏によれば、「日産ブランドは、ドライバーのカーライフをより簡便で安全にする技術の開発に注力しています。インテリジェントAVMはそのひとつであり、このスタントでそれをアピールできたと思います」とのこと。日産ジュークは、欧州では2010年に発売以来、約76万台以上の販売台数を誇る超人気車で、インテリジェントAVMを標準装備する特別仕様車「N-Vision」も販売中だ。