中身はレクサスLC500hと同じV6ハイブリッドか
次期トヨタ・スープラのスクープ続報というか、ニュルブルクリンクを走る動画が送られてきた。相変わらずフロントとリアのカモフラージュは重いのでカタチについては前回の記事【ついに復活版トヨタ「スープラ」が来た! フロントマスクはあのクルマにそっくり?】以上に説明できる要素はないが、やはり動画ならではの情報は興味深い。
まずサウンドだが、どうもこのクルマはV6っぽい。実はスープラはオーストリアの自動車エンジニアリング&製造事業者であるマグナ・シュタイアーで生産されるので、ロジスティクス的合理性から6気筒エンジンはBMW製の直列ユニットになる可能性もあると想像していたが、どうもこのクルマに限ってはV型エンジンのような音が出ている。とすると、つい先日メディアに披露されたレクサスLC500hと同じ、アトキンソンサイクルのV6+マルチステージTHS IIという組み合わせなのかもしれない。
主要な撮影ポイントは中低速コーナーだが、エグゾーストサウンドからはここを矢継ぎ早な連続シフトアップ(並みの車よりシフト回数が多く感じる)で加速しているように聞こえる。なので、もしハイブリッド車だとすると、スポーティな加速性能がウリの新しい縦置きエンジン後輪駆動車用ハイブリッドユニット(2モーター+機械式4段+THS IIの電子CVT)かと期待できる。
またコーナーでの挙動からは、このクルマが優れた前後重量配分を持ち、しかもかなり低重心であることと、車重もそう重くはなさそうである印象を受けた。シャシーに関してはスタティックなキャンバーも大人しいし、ストロークに伴う変化もジェントル。それでいて旋回は安定しているので、ことハンドリングについては下馬評通りの優れものといえそうだ。