2017年はミドルサルーンも豊作
2017年に日本上陸する可能性の高い輸入車の中には、ミドルサイズのサルーンも多く含まれている。前編に続き、後編では本サイトの独断と偏見によって選出したトップ10から、ベスト5ご紹介しよう。
第5位 メルセデス・ベンツ 新型「Eクラス・クーペ」
2016年12月14日に本国で発表。セダン、ステーションワゴン、オールテレイン(日本未導入)に続く新型Eクラス第4のボディとなるEクラス・クーペのワールドプレミアは、2017年1月8日に開幕する北米国際自動車ショー(デトロイトショー)になりそうだ。搭載エンジンは2.0リッター直4ターボのガソリンおよびディーゼル、333psを引き出す3.0リッターV6ガソリンターボなど、いまのところ4タイプが設定される予定で、それらすべてのエンジンに9速ATを組み合わせる。
第4位 ランボルギーニ 「アヴェンタドールS」
2016年12月19日に発表された、従来のアヴェンタドールLP700-4の後継を担う新世代ランボルギーニのフラッグシップ。6.5リッターV12エンジンの最高出力は従来型を40ps上回る740psに。またエアロダイナミクスをさらに高めるため、ボディの前後を中心にデザインを一新したほか、走行モードにドライバーの好みの設定を許容する「エゴ」モードを追加。さらに「ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング」の採用により、4輪操舵を可能とした点も特徴だ。ワールドプレミアの場は未発表だが、ランボルギーニは1月のデトロイトショーには不参加なので、3月のジュネーブショーという線が濃厚だ。
第3位 ボルボ 新型「S90」
すでに日本でも発売されているSUVのXC90と同じく、同社の新世代プラットフォーム「SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)」を用いた新世代アッパーミドルサルーンとして、2016年1月のデトロイトショーで初公開された。日本仕様の搭載エンジンは、ガソリン仕様の場合、254ps/350Nm仕様の「T5」や320ps/400Nm仕様の「T6」(いずれも2.0リッター直4ユニット)が有力だ。ちなみに本国では、ステーションワゴン版である「V90」や、クロスオーバーの「V90クロスカントリー」もデビューしていることから、S90上陸後に導入される可能性が高い。
第2位 アルファロメオ 新型「ジュリア」
510psを引き出す2.9リッターV6ツインターボを搭載するトップグレードのクアドリフォリオ(写真)が、2015年9月のフランクフルトショーで初披露された新型ジュリア。その後、2016年3月のジュネーブショーでは直4ターボを積むスタンダード仕様のガソリンとディーゼルモデルが公開され、新型ジュリアのラインナップが出揃った。日本導入に関する情報は未発表だが、2017年中に上陸する可能性は十分ありそうだ。
第1位 BMW 新型「5シリーズ」
2016年10月に発表された7代目5シリーズ。コードネーム「G30」を名乗る新型の初披露は、2017年1月のデトロイトショーとなる。ボディサイズは従来型から若干アップし、全長4936×全幅1868×全高1479mmと発表された。グレードは252ps/350Nmを発する2.0リッター直4ガソリンターボの530iや、190ps/400Nmを発する2.0リッター直4ディーゼルターボの520d、そして340ps/450Nmを引き出す3.0リッター直6ガソリンターボの540iを設定するほか、ディーゼルの高出力版である530dやプラグインハイブリッドの530e iPerformance、Mパフォーマンス仕様のM550i xDriveも用意される。本国では2017年2月より順次発売される予定。日本にも2017年早々には導入される可能性が高い。
さて、前編と合わせて2回に渡ってお届けした「2017年に発売される!? BOOST的注目の輸入車ベスト10」。みなさんはどのモデルに興味をお持ちになっただろうか。