フォードは、昨年からカスタマーへのデリバリーを開始した新型「フォードGT」が、同社の生産車で史上最速となる216マイル(348km/h)を記録したことを明らかにした。
エンジンは3.5L V6ターボ
最高速をテストした場所は、カナダのカラボギー・モータースポーツパーク。叩き出したフォードGTの最速ラップタイムは2分9秒8で、同時に持ち込んで比較テストしたマクラーレン675LTの記録した2分10秒8や、フェラーリ458スペチアーレの2分12秒9を上回った。
新型フォードGTには、656ps/747Nmを引き出す3.5リッターV6ターボ「エコブースト」エンジンを搭載。このエコブースト・エンジンは同社の生産車で最強のスペックを誇る。ボディの乾燥重量は1360kgを下回る。
この結果を受けてフォードは、カーボンファイバー・アーキテクチャーによるボディの軽量化や、アクティブダイナミクスシステム(サスペンションやエアロダイナミクスの可変制御)による高水準のダウンフォースなどによって、最速のクルマに仕上がったと分析している。