1月19〜22日に開催されたWRC第1戦モンテカルロラリーで新型「アバルト124ラリー」がレースデビューを果たし、ガブリエル・ノベラスコ選手がR-Gtカテゴリーで2位を獲得した。
プライベーター3チームが参戦
ノベラスコ組
アバルト124ラリーで出場したのは3台のプライベーター。チーム・ミラノ・レーシングからフランソワ・デルクールとドミニク・サヴィニョーニ組、ACIチーム・イタリアからファビオ・アンドルフィとマヌエル・フェノーリ組、そしてチーム・ベルニーニからガブリエル・ノベラスコとダニエル・ミッチ組だ。
今年のモンテカルロラリーは、コースのほとんどが氷や雪で覆われた非常にタフなレースとなった。出場した76台のマシンのうち、4輪駆動車は37台。いくらスタッド付きタイヤを装着していても、アバルト124ラリーのような2輪駆動車には不利な状況だった。
アンドルフィ組
初日はアンドルフィ組やノベラスコ組を差し置いて、最初の3ステージを奪取したデルクール組がR-Gtクラスのトップを獲得。2日目、アンドルフィ組は第8スペシャルステージでトラブルによりリタイア。一方、2日目にR-Gtクラスでトップだったデルクール組は3日目、デファレンシャルオイルキャップの不具合により撤退を余儀なくされる。
ノベラスコ組は、グリップ不足に悩まされながらも1411kmにわたるタフなコースを走り切り、見事R-Gtカテゴリーで2位を獲得。好成績でデビュー戦を飾った。