マクラーレンは、3月に開催されるジュネーブ・ショー2017にて、650Sの後継となる第2世代の新型スーパーシリーズを発表する。そのティザーとして、新型に搭載されるエンジンが「M840T」と呼ぶ4.0リッターV8ツインターボになることが2月15日に公表。エンジンベイの写真が1点公開された。
新エンジンは「M840T」
本サイトでもお伝えしているとおり、これまでにティザーとして新開発のカーボンモノコックを採用することや、従来型から空力性能を50%向上させていること、さらに、いわゆる“ドリフトモード”も設定する新開発サスペンション「アクティブ・シャシー・コントロールシステムⅡ」が搭載されることなどが明らかにされてきた。
新型エンジン「M840T」は、従来の650S用より排気量が200cc上乗せとなる4.0リッターのV8ツインターボ。最高出力および最大トルクの値はジュネーブ・ショーでの正式発表を待つことになりそうだが、この新ユニットを原動力とした新型スーパーシリーズのパフォーマンスは、0-200km/h加速を7.8秒で、0-400mでは10.3秒でこなす加速能力を備えているという。
この新エンジンについて、マクラーレン・スーパーシリーズのヴィークル・ディレクターであるハイドン・ベイカーは次のように紹介している。
「新しい4.0リッターのM840Tは、新型スーパーカーを10.3秒で4分の1マイル(400m)をこなすことのできる優れたエンジンです。パワー、トルク、スロットルレスポンスはすべて第1世代のスーパーシリーズと比較して大幅に強化されていますが、燃料効率とCO2排出量も大幅に改善されています」。