ポルシェ・ジャパンが2月に開催した新型パナメーラの発表会。会場となったのは「東急プラザ銀座」の6Fにある「キリコラウンジ」で、会場にはもちろん、今回の主役となる新型パナメーラ・ターボが展示された。だが、このビルには車両を搬入するような大型のエレベーターがないという。ではどうやって入れ込んだのか?
深夜3時にクレーンで吊り上げる
会場となった東急プラザ銀座は、2016年3月にオープンしたばかりの人気商業施設。ただし同ビルには車両が搬入できるような大型エレベーターが存在せず、なんと会場外からクレーンを使って吊り上げ、ホールに入れ込んだというのだ。
東京・銀座という場所柄もあり、周辺はもちろん休日、平日を問わず多くの人で賑わっている。よって搬入は深夜0時から6時まで、道路を封鎖して敢行。安全に配慮しながら3時頃に吊り上げが始まり、およそ40名のスタッフによる慎重な作業の結果、無事に搬入を完了。その模様は以下の動画をご覧いただきたい。
ビルから迫り出した搬入用のレールに新型パナメーラがセットされる様子を見ていると、思わず手に汗を握ってしまう。そしてリアゲートからドライバーが乗り込み、慎重にビル内に引き込まれると、思わず拍手したくなるのは私だけではないはずだ。何もこんな場所でお披露目しなくても……という気もするが、これはこれで初披露に相応しい壮大なパフォーマンスだったといえるだろう。
本番の発表会は盛況のうちに終了。だが、気になるのはその後。動画には搬入時の映像しか収められていないが、その夜の搬出作業もきっとエキサイティングなものだったに違いない。
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Text:H.Tanaka Photo:PORSCHE JAPAN
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