日産自動車は17日、同日より横浜市と超小型電気自動車(EV)「日産ニューモビリティコンセプト」を活用したラウンドトリップ型カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」を開始すると発表した。
「チョイモビ ヨコハマ」は、専用サイトからの会員登録により、横浜都心部エリアに設置した14カ所のステーションで超小型EVの貸し出しと返却が可能になる。車両は利用開始予定時間の30分前から予約可能で、利用料金は基本料金200円に加え、15分ごとに250円が課金される。また、一日の最大利用料金は3,000円となっている。同サービスの利用には日本の運転免許証、スマートフォン、日本国内発行のクレジットカードが必要となる。
横浜観光に最適!ラウンドトリップ型カーシェアリング
出発したステーションに車両を返却する「ラウンドトリップ型カーシェアリング」では、都市部への車両の導入を制限し超小型EVをシェアすることで低炭素交通と都市生活・移動のクオリティアップを推進。さらに観光の振興にも貢献することが期待されており、「チョイモビ ヨコハマ」では横浜都心部エリアに特化した観光ガイドツアーや地元企業への長期貸し出し等も行なうとしている。
スマホ等による予約や、基本料金200円というレンタサイクル並みの価格設定で利用者のハードルが低い「チョイモビ ヨコハマ」。観光スポットが広く点在し、また幅の狭い道路や坂道も多い横浜の地理的環境にこの超小EVはピッタリ。今まで見逃されていた新しい観光スポットが発見される可能性も期待できる。
チョイモビ ヨコハマ概要
事業者: 事業主体:日産自動車株式会社、横浜市
運営主体:株式会社日産カーレンタルソリューション(カーシェアシステム開発:株式会社サージュ)
実施期間: 2017年3月17日(金)から約2年間を予定
運用車両: 「日産ニューモビリティコンセプト」 25台
ステーション(貸渡・返却場所): 横浜都心エリアに14カ所(25台分)
専用無料駐車スペース: 12カ所(23台分)
走行可能エリア: 横浜市内のみ
(高速道路や制限速度60km/hを超える自動車専用道路の走行は不可)
利用料金: 基本料金200円+250円/15分、1日最大3,000円
利用までの流れ
専用サイトから会員登録→出発希望のステーションにある車両を利用開始予定時間の30分前から利用登録→登録した認証用カード(運転免許証、FeliCa対応の交通系ICカードや携帯端末)を使って利用