3月23日、トヨタUSAは、水素燃料電池車の「ミライ」を使ったユニークなビルボードキャンペーンを、4月3日から5月28日まで実施すると発表した。
ミライにも採用した空気清浄技術を活用
このキャンペーンは、屋外広告を手がけるクリア・チャンネル・アウトドア・アメリカズと連携したもので、サインボードに二酸化チタンをコートティングしたビニールを使用。このビニールが”触媒コンバータ”となり、周囲の空気を清浄。その屋外広告をロサンゼルスとサンフランシスコに計37カ所設置するのだが、それらは合計5285台のクルマがひと月に排出する窒素酸化物を清浄する能力を持っているという。
その仕組みは、サインボード周辺の酸素が、通電された二酸化チタン触媒に反応すると、窒素酸化物が硝酸塩に変換されて大気から除去されるというもの。もちろんこの技術はトヨタ・ミライにも採用されているとのことである。