ダイムラーはこのほど、米国における2016年および2017年モデルのメルセデス・ベンツ全車が、音声アシスタント機器「Google Home(グーグル・ホーム)」と「Amazon Echo(アマゾン・エコー)」での操作に対応したことを発表した。
話かければエンジンがかかる
ダイムラーはすでにスマートフォンとメルセデス・ベンツ車を接続、さまざまなリモート操作を可能にするアプリ「メルセデス・ミー」を提供しているが、今回これにグーグル・ホームやアマゾン・エコーが対応した。つまりこれらの音声アシスタント機器に話しかければ、メルセデス・ミーを介して自分のメルセデス・ベンツ車を遠隔操作することができるのだ。
例えばGoogle端末を使う場合、「OK、Google、『メルセデス・ミー』にエンジンをかけろと言って」と伝えれば、離れた場所からでもクルマのエンジンをかけることができる。そのほか、リモートロックも可能になる。
またアマゾン・エコーでは、例えば「アレクサ(アマゾン・エコーの音声認識機能の名前)、『メルセデス・ミー』に車にアドレスを送信するよう頼んで」と伝えれば、車から離れた所にいても、自分の行きたい場所をナビゲーションシステムに入力することができるのだ。
この新しいサービスは現在、米国内だけで提供されるにとどまるが、2017年後半には欧州でも利用可能になる見込みである。