ピュアなクルマ好きはもちろんのこと、最先端技術にアンテナを張るなら必見といえる、2年に一度の楽しみである国際自動車ショーが、いよいよ10月28日の土曜日から東京ビッグサイトで一般公開される。
メインエントランスとなる中央ゲートに近い西展示棟では、TOKYO CONNECTED LAB 2017といった体感ゾーンやトミカコーナー、アトリウムにはソニー・インタラクティブエンタテインメントがグランツーリスモSPORTの体験ブースを出展。
遡ること半世紀以上前、東京の日比谷公園で行なわれた「全日本自動車ショウ」は、当時の庶民が恋い焦がれた乗用車が間近に見られる貴重な機会だったという。その後、高度経済成長の兆しが見えた1964年、晴海で開催された第11回から現在の「東京モーターショー」へと呼称を変えて、マイカーブームの火付け役となった。
東展示棟には国内外メーカーのコンセプトカーや日本初公開となる最新モデルを多数展示。各ブランドのイメージやモデルのコンセプトを表現した演出にも注目したい。
市場のグローバル化にともない東京・晴海から千葉の幕張へと会場を移して、ますますビッグスケールな国際イベントへと成長を遂げ、2011年の第42回にはかつての晴海見本市会場を彷彿とさせる、お台場エリアの東京ビッグサイトへと舞い戻った。そしてこの2017年は、第45回目となる東京モーターショーが開催される年。国内外ブランドの魅力的な最新モデルたちはもちろん、持続可能なモビリティに向けた開発スタディが、続々と市販モデル化されている事実には驚かされるだろう。
しかも、今開催ではそこからさらに先を見据えた最先端テクノロジーの結晶が披露されるはず。パフォーマンスと環境性能を両立させたスポーツカーや洗練度と航続距離が改善された電気自動車、快適なドライブを約束するインターフェイスに自動運転技術など、われわれクルマ好きをワクワクさせてくれる9日間がはじまるのだ。
青海エリアでの試乗体験プログラムやシンポジウム、ジャーナリストによるガイドツアーなど、充実したコンテンツも期待大。もちろん来場は公共交通機関にて(りんかい線「国際展示場」駅下車徒歩約7分/ゆりかもめ「国際展示場正門」駅下車徒歩約3分/路線バス、空港バス、水上バスほか)、くれぐれも千葉の幕張に向かわぬようご注意を。