バチカン市国の旗の色に敬意を表して
ランボルギーニは11月15日、1台限定の特別仕様のウラカンRWDを披露した。この車両はオークションにかけられ、その収益をフランシスコ法王に寄贈するためである。
法王に寄贈されたウラカンRWDは、バチカンへのオマージュを題材に、ミラノのリップタイド社のアイディアを得て企画。ランボルギーニのカスタマイズ部門であるアドペルソナムが手がけ、バチカン市国の旗の色に敬意を表して、「Bianco Monocerus」(ホワイト系)をベースに、ウラカンのシルエットに沿って「Giallo Tiberino」(ゴールド系)ストライプがあしらわれている。
贈呈セレモニーでは、フランシスコ法王とアウトモビリ・ランボルギーニのステファノ・ ドメニカリCEOの出席の下、バチカン市国で開催された。
なお、オークションによる収益は法王から以下の慈善事業に贈られる。
・法王が関係する財団「Aid to the Church in Need」の後援の下で進められているニネベ平原の再建。このプロジェクトは、キリスト教徒がイラクのニネベ平原に戻れるよう、住宅や公的施設、教会の再建を目的としている。
・人身売買等の被害を受けた女性を支援する「ヨハネ23世コミュニティ」によるPope Francis Houseプロジェクト。2018年に、コミュニティ創設者オレステ・ベンツィ神父の10周忌と同コミュニティ創設50周年を迎えるにあたっての寄付となる。
・おもにアフリカで、支援を必要とする女性と子供たちに重点を置いて何年も活動を続けてきたイタリアの団体、マルコ・ランツェッタ博士率いる「GICAM」と「Friends for Central Africa」。