BMWのフラッグシップサルーンとなる「7シリーズ」のフェイスリフトモデルが、北欧でのウィンターテストで捉えられた。
新型のプロトタイプにはダミーと思われるヘッドライトが装着され、キドニー・グリルやバンパーにフルモデルチェンジ級のカモフラージュが施されていたことから、フロントエンドは大きく変更される可能性がある。
インテリアは「8シリーズ」や「Z4」コンセプトからインスピレーションを得たセンタースタックデザインで、「Live Cockpit」と呼ばれる次世代デジタルクラスターが採用されるかもしれない。またテクノロジー面では、レベル3相当の自動運転システムを備えると予想されている。
注目すべきは、プラグインハイブリッド「740e i Performance」の搭載パワートレインが、2.0リッター直4ターボエンジンとアップデートされた電動モーターの組み合わせによって最高出力は390psへ引き上げられる他、EV走行可能距離は60km以上になるとも言われている。
ライバルとなるアウディ「A8」はフルモデルチェンジ、メルセデス「Sクラス」はフェイスリフトを終えており、改良版「7シリーズ」の開発は急務。おそらくワールドプレミアは2018年秋以降になりそうだ。