2019年の発売前にデジタル体験
ポルシェAGは、ポルシェ初のフル電動スポーツカーとして発売を予定している「ミッションE」が表示される拡張現実(AR)アプリを開発した。これはGoogleとの提携の一環として実現したものだ。
このアプリは各種のビューモードを備えており、ミッションEをデジタル体験することができる。アプリはGoogle PlayもしくはApple Appストアから無料ダウンロードが可能で、アンドロイドまたはiOSオペレーティングシステムを搭載したスマートフォンで使用できる。
ポルシェ・ミッションEは、2019年末までにヨーロッパで発売予定だが、このミッションEの拡張現実(AR)アプリによって、フル電動スポーツカーが持つテクノロジーへの革新的なアプローチが可能になった。
「ファンの皆様に、ポルシェ初のフル電動スポーツカーの仮想体験を提供します。拡張現実(AR)によって、新しい自動車テクノロジーの複雑な技術を、鮮やかな感動を通して表現することができます。ポルシェのお客様に、早い段階から未来のテクノロジーへの親しみと興味を感じていただくことは非常に重要です。しかもこのアプリは、時間や場所を選びません」
ポルシェAGマーケティング部門のダイレクター、キェル・グルーナーはこう述べている。
このアプリでは、コンセプトスタディモデルをはじめとするミッションEのさまざまなビューを選択することが可能。たとえばミッションEを仮想的に室内に設置した後、アプリの動画で車両のエアロダイナミクスをシミュレーションすることができる。
また、X線ビューは軽量設計ボディの下部を見せることによって、駆動システムとバッテリーのテクノロジーを可視化。車両は好みのカラーで表示できるほか、インタラクティブドライビングモードを使用してバーチャル試乗も体感できるという。