パイクスピーク参戦マシンとドライバーを発表
米国コロラド州で開催される「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」レースに参戦するベントレーは、このほど出場するベンテイガとそのドライバーを明らかにした。
6月24日に開催される今年のパイクスピーク。ベントレーがヒルクライムレースに参戦するのはこれが初めてだ。ベンテイガのステアリングを握るのは、2012年と2015年に同レースで2度の栄冠に輝き、「キング・オブ・ザ・マウンテン」の異名を持つリース・ミレン選手(45)だ。
ミレン選手は英国の本社クルー工場を訪れ、参戦するベンテイガと対面。ベントレーの車両製作技術のレベルの高さに驚きながら「ベンテイガでのレースを本当に楽しみにしています。(ベンテイガなら)うまくいけばSUVの新記録が出せるかもしれない」とコメントしている。
パイクスピークに持ち込まれるベンテイガは、ラジウム・サテンと呼ぶ独特のボディカラーをまとう。600ps/900Nmを発揮するW型12気筒ツインターボエンジンやサスペンション、そしてピレリ製のタイヤは、レース規定により手を加えていないが、キャビンはフルロールケージやレーシングシート、消火器といったレース用エクイップメントで武装されている。さらにエキゾーストシステムは「コンチネンタルGT3-R」のそれを手がけた実績を持つアクラボビッチによって専用にカスタマイズされている。